年末年始をはさんで2ケ月近く中断してしまった秋の「バルセロナ・パリ・ブリュッセル旅行記」の続きです。ブログ記事はまだ3日目の途中でした(汗)。記事アップも写真中心でスピードを上げ、何とか2月にはけりをつけたいと思います。思うだけで実践は伴わないかもですが(笑)。
モンセラート観光後、デパート地下の大きなスーパーでしばしお菓子などの買い物をした後、夕食はガイドブックで調べてあった「セテ・ポルタス(7Portes)」に行くことにしました。1836年創業の由緒あるカタルーニャ料理レストランとのことです。買い物にちょっと時間をかけすぎて、最寄駅に降り立ったときにはすでにあたりは暗く、地図を読み間違えたりして店を探すのに30分近くかかったでしょうか。ようやくレトロそうな店を発見。
窓から見える照明がいい感じで、店内にも期待が持てます。
店内だけでなくアーケード(テラス)にもテーブルがセットされています。
正面に回るとかなりの行列ができていましたが、今から他のお店を探すのも大変ですし有名なお店なので名前を言って並ぶことにしました。お姉さんに名前を告げ、日本の名前がきちんと伝わるかなと思ってスペルを言ったら、「OK!Good!」と褒めてもらいました(笑)。
予約を入れているお客さん、飛び込みのお客さんと多くの方が次から次へと来られます。並ぶのもまあ思い出になるかと考えて雰囲気を楽しむことにしました。我々の前に並んでいた2組のカップルが知人同士と思っていたら、何と並んでいるうちに会話が弾んで友達みたいに見えていただけだったりも面白かったです。
時々名前が書かれた紙を覗き込みながら待つこと約50分。
「Inside? Outside?」「Inside,please!」ということで、テラス席ではなく希望通り店内の席に案内してもらいました。
木の味わいを生かした天井(梁)と柱、白と黒のチェックの床、赤い布製の傘がついた照明・・・レトロ感とデザイン性がセンス良くミックスされた期待通りのインテリアです。
注文した料理は、前菜のプレート(5種類くらい。なかなか美味)、ご存じパエーリャ(パエージャ)、ステーキ、サラダなどでした。
傑作だったのは、ビールを頼んだつもりが、出てきたのはシャンパンだったことです。これはどうも私のミスだった模様です。
広げられたスペイン語のドリンクメニューのあるところを指さして、
私「Is this beer?」
ウェイター氏(カタルニャ語で?)「◎〇*△▲〇@▼・・・」
実は「いいえ、これはシャンパンです」と言ったらしいのを、私が勝手に
「はい、ビールです」と言われたと思い込み、「1(One)」と言ったら、
シャンパンが1本出てきたのでした。
シャンパンを頼んだつもりはなかったのでクレームをつけたら、ウェイター氏が先ほどのメニューを持ってきて、「あなたはこれと指さされましたよね?」と指摘。私「Yes.But,sorry. I wanted to have beer.」と素直に謝って言ったら、上司の方(? ソムリエの方?)が笑って「No problem.」と笑ってシャンパンを下げてくれました。結局、ビールのオーダーは通ったのかなと心配していたら、ちゃーんと来ました(笑)。電訳機を持って行って単語くらいはサッと調べることができるようにしておくべきでしたね(汗)。
パエーリャは鉄板に乗せられてテーブル近くまで運ばれてきたものを見せてくれ、こちらが確認してから皿に取り分けてくれました。黒っぽいのはイカ墨が入っていたのでしょうか。魚貝類は思っていたよりも少なめでしたが、さすがは本場、香ばしくてとてもおいしかったです。
ステーキも肉が柔らく美味しく頂きました。
「セテ・ポルタス」。店の雰囲気良し、料理良し、小さな注文トラブルはありましたがホスピタリティ良しで、結果的に今回の旅行で一番おいしく満足した夕食となりました。
満腹になってホテルに帰ってきたのは0時近かったと思います。
実はブログには書いていませんが、今回の旅行で最大のアクシデントが2つも重なった長~い長~い1日がこうして終わったのでした。