昨日、「野茂英雄 日米の野球をどう変えたか」(ロバート・ホワイティング PHP新書)という素晴らしい本を読みました。本の感想はまた別途でアップしたいと思いますが、2000年の1月(何と今から11年前(!))に社報の特別企画を真似て、私が選ぶ”歴史に残るこの10人”というのを考えたことがあり、その中でスポーツ選手として野茂英雄を選んだことを思い出して、急きょアップしてみました。ただ、あまり”歴史に残る”は意識せず、自分が凄いと思うといった感じでしょうか。以下、基本的に当時の文章のままです(順不同)。
①ドヴォルザーク(作曲家)
クラシック音楽の愛好家で、この人を一番に推すと恐らく異端視されます。
しかし、交響曲第9番「新世界より」や第8番、「チェロ協奏曲」「スラブ
舞曲」など、いずれもメロディが美しく傑作揃いです。
②ミケランジェロ(芸術家)
フィレンツェのアカデミア美術館で見た「ダビデ像」の迫力・美しさ・精緻さ
に圧倒されました。思わず息を飲むとは、まさにこのようなことでしょう。
③黒澤明(映画監督)
日本映画のマイベスト20を選ぶとすると、黒澤作品が圧倒的に多く
なります。「生きる」「七人の侍」「椿三十郎」「天国と地獄」など古い作品に
傑作揃い。
④手塚治虫(漫画家)
子供の頃、「鉄人28号」派と「鉄腕アトム」派に分かれていましたが、私は
断然「アトム」派でした。「W(ワンダー)3」や大人向けでは、「アドルフに
告ぐ」も素晴らしい作品です。
⑤ケストナー(作家:児童文学)
小学生の頃に読んだ「飛ぶ教室」が今でも心に残っています。本好き
(但し、読書感想文は嫌いでした)な少年になった理由の1つに、この
本を読んだことがあげられます。
⑥井上靖(作家)
「敦煌」「天平の甍」などの歴史ものが素晴らしい。ノーベル賞をとらせて
あげたかったです。他に、「しろばんば」「北の海」などの自伝的小説も
GOOD。
⑦黒柳徹子(俳優、エッセイスト 他)
博学・勉強家であり、ユニセフ親善大使として世界中の子供達の救済に
飛び回る行動派。「窓ぎわのトットちゃん」「トットちゃんとトットちゃんたち」
等の著作にも感動しました。
⑧真田幸村(武将)
大阪城冬の陣・夏の陣で彼に数十万の軍団を指揮させていたなら、
天下は変わっていたはず。しかし、石高が低すぎた(故に、他の大名が
従うはずもない)・・・無念。
⑨ヴォーリズ(建築家)
日本で最も愛されている建築家の一人です(但し、元々建築が本職では
ありません)。関西にも「大丸心斎橋店」「関西学院大学」「神戸女学院」
「駒井家住宅」など素晴らしい建物が残っており、嬉しい限りです。
⑩野茂英雄(野球選手)
真の大リーガーを目指して渡米した最初の選手と言えるでしょう。ノーヒット
ノーランも素晴らしかったですが、彼なくしては長谷川・伊良部・吉井・
佐々木の大リーグ入りもなかったのでは?と思います。トレード続きですが、
頑張ってほしいです。
明日選べば、別の10人になるかもしれません。分野のバランスなども含めて、誰を選ぼうかと考えるのも楽しいものですよ。
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実は当時は⑨には辰野金吾を入れていたのですが、今回そのリストを見てヴォーリズに入れ替えました。まあ、何となくの気分です。
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