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藤城清治展 愛と平和の祈り(大阪文化館・天保山、12/20まで)

2015-11-23 17:50:20 | アート・文化

今日は大阪文化館・天保山(海遊館のとなり)で開催されている「藤城清治展 愛と平和の祈り」(~12/20)に夫婦で行ってきました。

”光と影の芸術人” として知られる藤城清治さんの影絵は、それとは知らない人でも一度はどこかで目にしたことがあるかと思います。私もその一人でしたが、もっぱらメルヘンチックな作品を作られていると思い込んでおりました(汗)。今回、自宅から比較的近い場所での開催ですし、行ってみようかと夫婦で意見が一致しての鑑賞となりました。

今回は影絵を始められる以前の油絵、初期の白黒作品、人形(人形劇で使用されたもの)なども多数ありました。白黒作品から次第にカラー作品が増えてきて、サイズも小品から縦3m×横6メートルといった大作まで多彩な作品が100数十点展示されていたでしょうか。モチーフも、アンデルセン童話、宮沢賢治、中国の物語(西遊記ほか)、祭り、行事、戦争/戦後、宗教・・・・など様々で、その変遷も実に興味深かったです。そして、いずれの作品も美しく素晴らしかったです。

影絵なので、すべてを1つ1つカッターで切っていく(主には切り抜いていく)という緻密で気の遠くなるよう作業が必要です。髪の毛、葉っぱなどは細かくて数も多いし大変そうなのは何となく分かっていましたが、波や服(シワや折れ、陰影)などの表現の凄さにはビックリ!また、色合い・材質・風合いなどが(微妙に)異なった何枚もの紙を重ね合わせたりしての立体感なども感じられました。

ちょっと離れて遠くから全体を見るのも良し。グッと近づいて細部の緻密さに唸るのも良し(老眼が進んで近くが見えにくい私は、何度もメガネを外しては顔を作品にくっつけるようにして見ていました(汗))。

結局、2時間半くらいじっくり鑑賞したでしょうか。鑑賞料は当日券で1500円でしたが、高いとは全く感じず。12/20までなのであと1ケ月しかありませんが、必見!です。

ただ、歩くというよりも立ったままの鑑賞なので、終盤はさすがに左足ガクガクでした(涙)。


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