今年も「京の夏の旅・文化財特別公開」が始まっています。
土曜日はそのうちの「大雲院 祇園閣」を訪れました。敷地外から眺めたことはありますが、見学は初めてです。時間の関係もあって、この日の探訪はここだけです。
「京の夏の旅・文化財特別公開」
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天正15年(1587)、織田信長・信忠(のぶただ)父子の菩提を弔うために創建された寺院。大倉財閥創始者・大倉喜八郎の別邸の一部であった祇園閣(ぎおんかく)は、建築家・伊東忠太の設計による昭和初期の名建築として知られ、国の登録有形文化財となっています。高さ36mの三階建て、祇園祭の鉾をかたどった造りで、内部天井の十二支の装飾や、階段部の鬼(魑魅魍魎(ちみもうりょう))の照明など、独特の意匠が施されています。閣上からは東山の山並みや京都の町を一望することができます。
~京都市観光協会のHPより~
内部および上部からの写真撮影は禁止のため、写真は入口から少し見えている部分のみです。内部の天井・壁は敦煌莫高窟の壁画模写が描かれており、色彩鮮やかでした。
さすがに上部からの眺めは素晴らしかったです。
また、構造的には下層及び基礎部分が鉄筋コンクリート造、中層以上が鉄骨鉄筋コンクリート造とのことですが、寺院建築風ながらも伊東忠太らしい奇想の建物らしさがよく表れていました。階段部では怪獣?が照明を抱えていましたし。
京の夏の旅、祇園甲部歌舞練場庭園などにも行ってみたいものです。