素晴らしい洋風長屋などを見た後、そろそろ帰ろうかなと思って阪堺電車の線路沿いを歩いていて見つけたのがこちらの喫茶店です。場所は北畠駅の少し手前です。
外から大きな窓を通して店内を見ると、レトロそうな家具が見えていますし、ほのかな照明も味わいがあって何となく面白そうです。
店名は「たんす」でしょうか?
でも、表に出ていた紙には喫茶「ドロワ」と書かれています。
そして、ドアを開けると・・・・おーっ、アンティークな家具と食器が!
店内には数点の絵も飾られています。
やはりここにも「喫茶 ドロワ」と書かれていますね。
あれ?喫茶はどこで頂くのかな?と思って右の方を見ると、一段上がって部屋が広がっていました。
ここもいい感じですね。私は小さなスタンドがある席に座ることにしました。
アンティークな家具や照明が色々あるなあと思って少し話を伺うと、元々は古道具屋の「たんす」というお店で、最近喫茶も始められたそうです。「ドロワ」は引き出しなので、「たんす」とうまくマッチしていますね。
家具類は販売されていないのか尋ねたところ、大正時代のもので、今となってはこれらしか残っておらず、どうしてもというお客さんがおられる場合に限って販売も考えるとのことでした。かなり貴重なものなんですね。でも、こうして古い家具がまとまって残っていることが素晴らしく、そんな空間で飲む珈琲は格別だと感じました。トーストも美味しかったです。
鏡台上部のデザインはアールデコといえるでしょうか。斬新でお洒落です。
大きな窓はギャラリーとして使われていたのかと思いますが、喫茶店としてもいいですね。
以下、細部などについては続きで。