だいぶ道草をしてしまいましたが、イベント「open! architecture」で見学した大阪高島屋東別館(旧松阪屋大阪店)の続きです。
ここでは、パリのパサージュをイメージして作られたというアーケードを採りあげました。堺筋に面した11連アーチ(これだけでも圧巻)に並行して走るアーケードとそれを取り巻く床、壁、天井、そして出入り口(扉)の装飾の何と美しいこと!デザイン的には、ここにアカンサス、そこにもアカンサス、あんなところにもアカンサスということで、アカンサスのオンパレードです。更に、そこにアールデコがからんで華やかかつ洗練されたデザインになっています。アーケードだけでも見応え十分で、1時間は見学できますね。
いい眺めですねー。
床タイルのデザイン・色合い、金色の真鍮目地も味わいありです。
柱添いの植木はない方がスカッと見通せてより素晴らしいような気もします。
下の写真はかつて高島屋の店内に飾られていた「ファミリー」という名の像(彫刻?)です。この金色に輝く像は幼い頃に見たような記憶があり、懐かしさを感じます。
こちら(現ブライダルセンター)の扉は南側のものに比べてアールを多用しており、より華やかで優美な感じがします。ブライダルセンターにぴったりかも。