普天間飛行場県外移設プロジエクト設立を玉城デニー知事に要求する

普天間飛行場県外移設プロジエクト設立を玉城デニー知事に要求する

 
 一日も早く県外移設を実現するためのプロジェクトを設立することを玉城デニー知事と県議会に要求する。

  2月24日の県民投票で埋め立て反対票が72%だった。沖縄県の民意は埋め立て反対であり、埋め立て工事の中止を求めている。
民意を尊重し埋め立て中止を実現する義務がデニー知事と県議会にはある。
 辺野古埋め立てを中止させる唯一の方法が普天間飛行場の県外移設による閉鎖・撤去だ。県外移設以外に普天間飛行場を閉鎖・撤去する方法はない。
 デニー知事はこの事実を認識し、辺野古埋め立て中止の民意を実現するために普天間飛行場県外移設プロジェクトを一日も早く立ち上げるべきである。


デニー知事が普天間飛行場県外移設プロジェクト設立をしなければならない根拠
デニー知事は政府に埋め立て反対の民意を伝え、埋め立て工事を中止するように要請した。しかし、政府はデニー知事の要請に対して辺野古移設が唯一だと主張して埋め立て工事を進めている。
「安倍首相は直ちに工事を停止して沖縄と話をするべきだ。政府は『辺野古』に固執する思考停止状態から、もういい加減解放されたほうがいい」
と言っても政府は無視だ。
「SACOのくびきから放たれるためには、新しい協議機関を設置して、辺野古移設の見直しを含む話し合いをするべきだと思います。県民投票で民意が示された今は、その絶好のタイミングです」
も政府には聞く耳を持っていない。政府への要請は政府が受け付ければ効果があるが受け付けなければなんの効果もない。
政府への直接要請では辺野古埋め立てを中止させることができないことがはっきりしたのがデニー知事の上京である。政府に中止を要請するだけでは埋め立てを中止させることはできないのだ。

衆参議員選挙で辺野古移設反対の候補者を当選させても辺野古移設を阻止することができないことは過去の歴史を見れば明らかである。
県は埋め立て承認撤回をした。承認撤回で辺野古埋め立て工事を止めることができるだろうか。翁長前知事は埋め立て承認取り消しをしたが最高裁は承認取り消しは違法であると判決を下した。埋め立て承認撤回も裁判になれば最高裁が違法の判決を下す可能性が高い。承認撤回で辺野古移設を阻止するのは困難である。
デニー知事は政府に向って、
「安倍首相は直ちに工事を停止して沖縄と話をするべきだ。政府は『辺野古』に固執する思考停止状態から、もういい加減解放されたほうがいい」
「SACOのくびきから放たれるためには、新しい協議機関を設置して、辺野古移設の見直しを含む話し合いをするべきだと思います。県民投票で民意が示された今は、その絶好のタイミングです」
と述べたが、政府がデニー知事の主張を受け入れることはなかった。政府への主張は政府が受け入れなければなんにもならないのが現実である。
デニー知事は大浦湾側にマヨネーズのような軟弱地盤があることを指摘し、県独自の試算では、埋め立てには2兆5500億円の予算がかかり、完成まで13年半もかかるから辺野古移設は無理であると主張したが、政府は「根拠がない」とはねつけるだけで埋め立てを続け、辺野古移設の方針を変えない。2兆5500億円の予算、完成に13年半をかけても政府が辺野古移設をするつもりであるならデニー知事は止めることはできない。
軟弱基盤が見つかったことで政府は設計変更を県に申請しなければならい。デニー知事は設計変更を認可しないと宣言しているが、設計に瑕疵がなければ認可しなければならない。裁判になればデニー知事が敗北するのは確実である。設計図変更を認可しないことで埋め立て工事を阻止することはできない。
埋め立て反対が民意であったとしても政府と直接交渉するだけでは辺野古埋め立てを阻止することはできないことがはっきりしたのが今までの過程である。

辺野古埋め立てを中止させる唯一の方法は県が普天間飛行場の県外移設先を見つけることである。それ以外に辺野古埋め立てを中止させる方法はない。
政府は世界一危険な宜野湾市の普天間飛行場を閉鎖・撤去するために辺野古移設を目指して建設工事をしている。政府は辺野古以外に移設できないから辺野古移設を進めている。政府にとって「辺野古移設が唯一」なのである。もし、デニー知事が辺野古以外の移設先を見つけたら政府の「辺野古が唯一」は崩れる。もし、辺野古移設建設よりも工費がやすくて早く完成させることができれば政府が辺野古移設を見直す可能性がある。
デニー知事は「政府は『辺野古』に固執する思考停止状態から、もういい加減解放されたほうがいい」と安倍政権に言い放ったのだから辺野古が唯一ではないことをデニー知事が実証するべきである。
実証することができるのは唯一県外移設プロジェクトを立ち上げる以外にはない。

普天間飛行場を閉鎖・撤去する方法は辺野古移設以外に、県外移設、国外移設。移設なしの閉鎖・撤去がある。しかし、国外移設と閉鎖・撤去は日米政府と交渉しなければならない。「辺野古が唯一」と主張する日米政府と交渉しても実現しないのは確実である。可能性があるのは県外移設だけである。
デニー知事が民意を尊重し埋め立て中止を実現したいならば県外移設プロジェクトを設立する以外に方法はない。県外移設プロジェクトを設立して、政府ではなく知事や市町村長に普天間飛行場受け入れを要請していくべきである。
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