デニー知事が設計変更を承認しないのはオール沖縄左翼の圧力

デニー知事が設計変更を承認しないのはオール沖縄左翼の圧力

 「不承認の維持」を主張するオール沖縄の県民集会が開かれた。左翼が結集しているオール沖縄は埋め立て設計変更に反対している。左翼の強い圧力があり、デニー知事は最高裁の判決に逆らって承認しなかった。しかし、承認しなければ政府は代執行を求めて訴訟を起こす。代執行裁判で県は敗北し、県は埋め立て管理の権利を失うことになる。県の一部の幹部は設計変更の承認に賛成であった。しかし、県議会与党やオール沖縄の圧力が強く、デニー知事は承認しなかった。

 オール沖縄は辺野古移設に反対であるだけではない。米軍基地、自衛隊基地の全ての軍事基地に反対である。
「軍事基地がある沖縄は有事の時にミサイル攻撃される」
がオール沖縄の主張である。
 県民大会でオール沖縄の代表は「軍隊も基地もいらない」と主張し、「戦争を起こさせない」「平和のためにできることを」と演説した。
 軍隊も基地もない沖縄にするのがオール沖縄の目指していることである。そのためには設計変更を承認してはならない。たとえ代執行で県の埋め立て管理の権利が失うことがあっても承認をしてはならないのだ。オール沖縄にとって重要なのは反米軍反自衛隊の運動を維持し、拡大していくことである。だから、設計変更を承認することが最高裁の判決であっても承認はしないようにデニー知事に要求するのである。承認しないことがオール沖縄の反基地運動に都合がいいのだ。
 オール沖縄は県が裁判に負けて政府が代執行することを承知している。政府が代執行すれば地方自治への弾圧だと非難する運動を展開し、辺野古移設反対運動を拡大していきたいのだ。

 左翼が結集するオール沖縄が辺野古移設に徹底して反対するのは反米軍・反自衛隊だからである。反米軍・反自衛隊であるのは反米・反自民であるからだ。反米・反自民であるのは旧ロシアの社会主義のイデオロギーに今も固執しているからである。
 沖縄の左翼は本土の左翼の支配下にある。本土左翼の指導に従っている。沖縄独自のイデオロギーではない。それがオール沖縄である。
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