大浦湾民間の赤土汚染を米軍になすりつける左翼 県 新報

大浦湾民間の赤土汚染を米軍になすりつける左翼 県 新報

琉球新報に「辺野古の海域、広範囲で濁る 新基地建設現場周辺、大雨による赤土か」という記事が掲載された。
 20日午後、沖縄県名護市辺野古の新基地建設現場の周辺海域で赤土とみられる濁りが広範囲に発生した。
 同海域ではたびたび同様の濁りが発生しており、新基地建設に反対する市民らは、米軍キャンプ・シュワブの第4ゲート付近での伐採や整地作業の影響による可能性を指摘している。県は9日、防衛局へ立ち入り調査を求めたという。
 名護市内では同日、雨が降り続け一時、大雨、洪水警報が発表されていた。 (長嶺晃太朗)
          5/22(日) 12:29配信
新報の写真である。
赤土の濁りがはつきりしないし、場所も分かりにくい。
船が岸にあるということは写真を撮った場所は民間地の北岸である。大浦湾の南側はキャンプ・シュワブである。南岸に民間の船があるはずがない。そうするとキャンプ・シュワブは対岸にあることになるが写真ではかすんで見えない。キャンプ・シュワブから赤土が出て濁っているのは大浦湾の南側であるが、この写真では全然分からない。


 手前に赤っぽく見えるが、これが赤土であるならキャンプ・シュワブから遠く離れていて、キャンプ・シュワブから出たのではないはずである。いや、キャンプ・ショワブからの赤土ではない。断言する。6年前に北側の赤土の原因を知ったからだ。
大浦湾の北側を流れている赤土の写真である。


 ずっと向こうの対岸がキャンブ・シュワブである。赤土が流れているのは北側である。この写真は2016年の写真である。以前から大雨になると大浦湾の北側ではこのように赤土が流れていたのだ。
 私は辺野古に行き赤土汚染の原因をつきとめた。このことを2019年に出版した「内なる紺主主義20」に掲載した。
 
(辺野古埋め立てで赤土汚染はしないことを説明)・・・このように辺野古埋め立て地が大浦湾を汚染することはない。キャンプ・シュワブも汚染しない。ところが民間地である大浦湾の北側と西側は汚染されている。汚染するのは生活排水と畑やゴルフ場からの赤土が川を伝って大浦湾に流れ込むからだ。この事実を沖縄タイムスが報じたことが一度だけある。

タイムスの写真がゴルフ場と民間地による大浦湾汚染を証明した
2016年6月14日の沖縄タイムスに「海が泣いている・・・名護・大浦湾が赤土で染まる」が掲載された。
【名護】13日午後4時前、名護市瀬嵩に面した大浦湾が赤土で真っ赤に染まるのが確認された。この日は断続的に強い雨が降っていた。赤土は国道331号を挟んだ山手側から流出。上にはゴルフコースがある。
 北部保健所によると、ゴルフコースでは建物の建設工事が今年3月まで予定され、県赤土等流出防止条例に基づく届け出があった。保健所は「流出元を確認し、必要なら指導したい」とした。
 目撃した市内の女性(38)は「よくこの道を通るが、こんなにくっきり赤土が見えたのは初めて。美しい大浦湾を守ってほしい」と話した。
           「沖縄タイムス」
 2016年6月14日の沖縄タイムスに読者が投稿した写真とともに「海が泣いている… 名護・大浦湾が赤土で染まる」という記事が掲載された。写真は大浦湾の北側から撮影したものである。
 大浦湾に赤土が流れ出て、海を真っ赤に染めている。原因は断続的に強い雨が降り、赤土が国道331号を挟んだ山から赤土が流れ出たせいである。山にはゴルフコースがある。 
 写真を見ると赤土で汚染されているのは北側の331号線沿いであることが分かる。向こう側は青い海であり赤土に汚染されていない。
 写真でわかることは、大浦湾全体が赤土に汚染されているのではなく、北側半分が汚染されていて南側は汚染されていないことである
 大浦湾を汚染しているのはキャンプ・シュワブではなく住宅、畑、ゴルフ場である。この事実を私はタイムスが報道する前から写真に撮り、ブログで発表していた。ブログで発表した写真である。


大雨で大浦湾を汚染しているのはゴルフ場だけではない。大浦湾には二見川、大浦川、汀間川が流れ出ているが、川沿いには人家や畑があり生活排水や赤土が川に流れ込み、川はそれらを大浦湾に運んでいる。
三つの川の中で大浦川が一番大きい。大浦川には沖縄で一番大きいマングローブ林があるが、マングローブが植わっている場所は上流から赤土が流れてきて堆積している場所である。


大浦川の川沿いは住宅とウコン畑が続いている。ウコン畑の溝は川につながっている。雨が降ると生活排水や畑の赤土が大浦湾に流れ出るのである。
二見川、大浦川、汀間川の河口は赤土の混ざった砂である。白ではなく茶色にくすんだ砂である。汚染された砂である。三つの川は住宅や畑沿いを流れて赤土や生活排水を大浦湾に流している。

大浦湾を汚染しているのは米軍基地であると辺野古移設反対派は繰り返し主張し、沖縄2紙も事実であるように報道してきた。しかし、嘘である。嘘であることを沖縄タイムスに掲載したひとつの写真が証明したのである。

 辺野古飛行場建設のために埋め立てをするが、その埋め立てが大浦湾を汚染するというのは嘘である。
大浦湾に5,806種の生物が棲み、世界でも有数の自然が育まれているが、その自然維持に貢献しているのがキャンプ・シュワブである。この事実を「捻じ曲げられた辺野古の真実」に掲載した。
        「内なる民主主義20」
下の写真は辺野古に行く途中の赤土に汚染された海岸である。
北部にこのような赤土の海岸が多い。原因はパイン畑である。ン畑は山の木々を排除してつくる。だから雨が降るとパイン畑から赤土が海に流れ出て海を汚染する。海岸もこのように赤土が埋まってしまう。


 赤土は粒は細かく栄養はない。そのために海の生物を殺してしまう。死の海にするのが赤土である。このことは昔から言われているこどである。ところが県はパイン畑による赤土の海汚染の対策をやらなかった。だから、このような赤土の海岸が残っている。

米軍キャンプ・シュワブの第4ゲート付近での伐採や整地作業の影響による可能性を県に指摘したのは新基地建設に反対する市民らである。つまり左翼活動家である。赤土が汚染している大浦湾を見ればキャンプ・シュワブに関係ないことはすぐにわかる、左翼は分かっていながら県に指摘したのである。そして、左翼と相通じている県の幹部は9日、防衛局へ立ち入り調査を求めたのである。左翼の目的は赤土汚染がきャンプ・シュワブであると信じる市民を一人でも増やし、辺野古移設反対派を増やすためである。
左翼は大浦湾の赤土汚染を問題にしているように見えるが本当はそうではない。左翼に自然保護の精神があり、大浦湾の自然を守る精神があるなら民間地からの赤土汚染も問題にしただろう。しかし、辺野古埋め立てで大浦湾が汚染されると主張し、汚染させないために埋め立て工事に反対し続けてきた左翼であるが民間による赤土汚染に対しては問題にしない。左翼は大浦湾の汚染されることに反対しているのではない。辺野古に米軍飛行場を建設することに反対しているのだ。反対する口実に大浦湾汚染をでっち上げているのだ。左翼は大浦湾自然保護には興味がない。ひたすら米軍基地反対に邁進している。

大浦湾北側の赤土汚染を放置している県も自然保護に関心がない。それは左翼だけでなく自民党や保守系も同じである。
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