こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、私・波・狛の白黒茶々家の1人と2頭は、愛知県新城市の鳳来寺山の麓に来ています。 これから山頂部の鳳来寺の本堂を目指して、1400段もある石段を登っていくのですけど、果たして無事にたどり着けるのでしょうか? その登山口から間もなくして………
朱色の建物が見えてきました。 これは………
鳳来寺の仁王門です。慶安4年(1651年)に3代将軍の徳川家光が寄進し、現在は国の重要文化財に指定されています。 門内にはいかつい仁王像が据えられているのですけど、建物を飾っている虎の彫刻などを見たら、次に進んでくださいませ。 さらにそこから程近いところには………
傘杉という大木があります。 樹齢は推定で800年以上。パワースポット的なところみたいなので、ここで○○をチャージしてからこれからの難所に挑むことにしましょう。
ハアハア……… 波と狛はまだ元気なのですけど、私はすぐに息切れしてしまいました。 運動不足かも知れませんけど、4年前より体力が落ちています。 その4年前といえば………
私は波と、先代犬の箔とともに登っていました。 その時、波は3歳8ヶ月の若い盛りだったのですけど、箔は13歳9ヶ月と、高齢でした。 なので、その時はなるべく彼のペースに合わせて、どうしても厳しいようなら途中でも引き返す覚悟をしていきました。 それでも、彼は頑張って見事に登りきることができたのです
今回は「焦らずムリせず」という方針で、とにかく休みながら山頂部を目指しました。 その延々と続く石段の脇には、鳳来寺の塔頭(たっちゅう・本寺の境内にある小寺)の跡が点在していました。 鳳来寺山の塔頭はすべて廃寺となっていて、2つほど建物が残っている寺院があるのですけど、ともに朽ちるのを待っている状態でした。
それらをやり過ごしながら、続きの参道をたどっていったら………
デコボコしていた石段がきれいな切り石に変わりました。 こうなったら、目的地は近いハズです 頑張れ波狛ちゃ 頑張れ私
あの~編集長さん、このくだりは今回の話に必要なのでしょうか? こうなったら「コンニチハ」は私が裏声でやってみるので、ナレーションのほうは大塚明夫さんでお願いします。
ちょっとわかりづらいのですけど、石段の上のほうにお堂のような建物が見えてきました。 ここまで来たら、着いたも同然です
………ということで、鳳来寺の本堂の前にたどり着きました。 登山口からかかった時間は58分なので、だいたいの目安通りとなりました。
鳳来寺は大宝2年(702年)に利修によって開山されたと云われています。 薬師如来を祀る真言宗のお寺で、江戸時代には幕府から厚い保護を受けました。しかし、明治時代以降は火災や神仏分離の政策などによって衰退。 現在の本堂は、昭和49年(1974年)に再建されたものです。
鳳来寺山は標高695mもあり、その中腹……… とはいってもほぼ山頂部の本堂のあたりからは、まわりの山々を見渡すことができました。 まさに天界 このような絶景が見られるなんて、頑張って登ってきたカイがありました。
その鳳来寺山には徳川家光が造営を命じ、慶安4年(1651年)に完成した鳳来山東照宮があります。
さらなる石段の先に構えられているのですけど、これくらいの追加ぶんはなんのその。
小ぢんまりとしているものの、拝殿は本殿や幣殿などとともに国の重要文化財に指定されています。さらに日光、久能山とともに三大東照宮に称されているとも。
せっかくなので、その先にある鳳来寺山パークウェイの駐車場まで来てみました。 510円(普通車)と有料なのですけど、ここまで車道が開通したおかげで、鳳来寺への参拝はかなり楽になりました。 ただし、紅葉狩りの時季は駐車待ちの長蛇の列ができるので、難所でも体力が許す限り表参道を通ってきたほうがいいかと。
そこからの道に沿って紅葉が植えられているのですけど、このあたりはほとんど葉っぱが散ってしまいました。 ちょっと来るのが遅かったみたいですね。
辛うじて残っている紅葉の前で写真を撮ったり………
かつて火山だったという鳳来寺山の地形を眺めたりしたら………
来た道を引き返しますよ 石段を降りていく際には、私は息を切らせることはなかったのですけど、ワンコは逆立ちのような体勢で頭から向かっていくので、かなり恐くて危険なハズです。 私のほうも足をグネったらその時点でゲームオーバーとなってしまうので、気を抜かないようにしなければなりません。 そうしているうちに………
仁王門が見えてきましたよ なんとかここまで、無事に戻ってくることができました。 下界まであと少し、ガンバレ波狛ちゃ そして、麓の参道に降りたところで、私は紅葉狩りでやり忘れていたことを思い出しました。 それは………
愛犬の頭への葉っぱのせです これは、トサカというか髪飾りというか。 お二方ともスキがあって……… いや、よく似合っていますよ。
さらに私たちは、帰りの通り道にある旧門谷小学校に寄っていきました。 こちらの学校は明治5年(1872年)に創立し、昭和45年(1970年)に閉校しました。 木造の校舎は大正14年(1925年)に建てられたのですけど、良好な状態で残っています。それから、こちらは2年前に放送された連続テレビ小説「エール」のロケ地にもなりました。 せっかくなので………
旧門谷小学校の前に流れる小川のところまで降りてきました。 そういえば、こちらも「エール」のロケに使われましたね。 それよりも、ここはこの日見てきた紅葉の中では最も綺麗ですよ とはいっても、鳳来寺山に登らなくてもよかったなんてことは言いません。 そちらはまた違った味わいがあり、いい経験にもなりました。
しかし、その翌日には私は筋肉痛に悩まされました。 さすがの波と狛も疲れたみたいで。 鳳来寺山は私の中では岐阜市の金華山より難易度が高いのですけど、また気が向いたら登ってみるようにします。 その際には、波と狛もお付き合いくださいませ。
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