波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

いわく付きの旧本坂トンネルから県境越え

2020-07-08 00:49:25 | その他

こんばんは、白黒茶々です。

全国に出されていた緊急事態宣言が5月末に解除され、コロナの感染予防に気を配りつつも、ようやく他の都道府県を行き来できるようになりました。 そうなったら、私が真っ先に行きたいと思っていたところは……… 県境を越えてすぐの豊橋市でした。
ということで、先の宣言解除から直近の日曜日である5月31日に、晴れて、いや、その日は朝から雨だったのですけど、県境越えをすることにしました。

そのような流れで、浜松市北区三ヶ日町の国道362号線の本坂トンネルの手前までやって来ました。 こちらのトンネルは昭和53年(1978年)に開通し、当初は通行料金を徴収していたのですけど、平成20年(2008年)になって無料化されました。 そのトンネルを潜っていけば、すぐに豊橋市の北西部の嵩山町(読めるでしょうか?『たかやまちょう』ではなく、『すせちょう』であります )に行き着くのですけど、私はとともに敢えてその手前の道に入っていきました。

本坂トンネルができるまでは、峠越えをするのにはこの道を通るしかなかったのですけど、けっこう細くて曲がりくねっていますね。

さらに進んでいったら難易度は増し、道路に穴が開いていたり、落石があったり。 このような中で、どうか対向車が来たりしませんように~

なんか、新たなステージに来たという感じですね。 そういえば、箔母さんは若い頃に遊び仲間とこの道を通ったことがあるって言っていましたね。 しかも夜に。さすがに暗くてまわりの様子はわからなかったそうですけど、かえって見えないほうが幸せな場合もあるような。

………なんてことを言っていたら、「椿の原生林」なるスポットに到達しました。 しかし、車を止めておく場所がないので、スルーさせていただきます。
人気番組の「ポツンと一軒家」のスタッフは、ビビりながらもこのような道を通ったりしているので、改めてエライと思いました。 それから車で3分ほど上っていったら………

古いトンネルに行き着きました。 まだ雨が降っているのですけど………

まずはその前で写真を撮っておきましょう こちらは旧本坂トンネルと呼ばれていて、大正4年(1915年)に開通しました。 実は今回の日記のタイトルに記したようにいわく付きで、潜っていくと、赤ん坊を抱いた女性の霊が現れるとか、天井を女性の霊が逆さになって追いかけてくる、………とか云われているのですよ。

そうそう、ジブリ映画の「崖の上のポニョ」にも、同じようなトンネルが出てきましたよね。 宗介はそこを通ろうとするのですけど、ポニョは「ここ、キライ………」と拒否して。 それには都市伝説があって、半魚人のポニョを宗介が受け入れるかどうかの試練の場とも、あの世に繋がる道なので、通った宗介たちはすでに死んでいるとも云われています。 「崖の上のポニョ」は私の好きな作品なのですけど、その一方で説明のつかない場面が多いというか、突っ込みどころが満載というか………

はっ、本題からつい脱線してしまいましたけど、私たちは今まさに旧本坂トンネルを潜ろうとしています。 いや、それでも私には守護獣の湯波波こダまが付いているから大丈夫です たぶん、きっと。
※それを言うなら「湯婆婆」と「こだま」なのでは!?それにしても、なかなかジブリ作品から脱け出せませんね。(編集部注)

その浜松側の出入口は昔ながらの煉瓦張りなのですけど、落書きがヒドいですね。 違う意味で、女性の霊が怒るかも。

私たちはグイグイと中に入っていきました。 そういえば、私には霊感のようなものはないので、女性の霊の言い分を聞いてあげることもできなくて、彼女らをガッカリさせてしまったかも知れません。 霊のことをヌキにしたら、このトンネルは全天候型で雨の日でも散歩ができて、常に涼しい風が吹き抜けているので、梅雨の時季のワンコとのお出かけには向いているのかも知れません。

トンネルに入ってから4分、距離にして220mほどで豊橋側の出入口に差し掛かってきました。 こちらの表面はカバーで覆われているのですけど………

またしても落書きが 「めぐみらい♡」って何なんですか まさに神、いや、霊をも恐れずってトコでしょうか?それはさておき………

1枚しか撮っておかなかった写真がブレているのですけど、ようやく県境を越えて愛知県豊橋市に入りましたよ。

その愛知県側のすぐ脇には、古くて不気味なコンクリート製の倉庫のようなものが。 これは、かつての日本電電公社(現在のNTT)が東京から岡山まで東海道ルートで通信用ケーブルを通すために使っていたそうです。 7月6日現在でも、ストリートビューにはその姿が残っているのですけど………

私たちが訪れた時には、すでに撤去されていました。 残しておいても霊の吹き溜まりになったり、不届き者がゴミを入れていったりするので、やむを得ずそうしたのかも知れません。

改めて、愛知県側の出入口を見上げてみました。 そうしたら昔ながらの「本坂隧道」の、いや、正確には「道隧坂本」という名前が刻まれていました。

私たちはその後、再び旧本坂トンネルに入っていき、静岡県側に止めておいた車に乗り込みました。 そして、3たびそのトンネルを潜っていって……… 真ん中でクラクションを3回鳴らせば、霊を呼び寄せることができるというウワサがあったのですけど、やめておきました。

愛知県の下界に至る道も細くて曲がりくねっていました。 なので、こちらでも言わせていただきます。「頼むから、対向車来ないで 」
そうしたら、その途中で本坂峠の昔からの道と思われるものが見えてきました。 さらに進んでいったら………

今度は浅間神社に行き当たりました。 こちらの神社は3つあって、下から富士杜(足浅間)、原川杜(腹浅間)、大山杜(頭浅間)と呼ばれています。身体の部位を分けているからでしょうか?首狩神社とも呼ばれ、旧本坂トンネル以上の心霊スポットとして恐れる方もいるそうです。
実は、私は旧本坂トンネルの真ん中あたりで吹き抜ける風とは違う寒さを感じて一瞬ゾクッとし、波もそこで突然リードを強く引っ張ったのです。 それ以外に変だったり怖かったりするようなことはなかったのですけど……… 同じようにそこを潜って、車が故障したり、病気になったりした方がいるそうなので、そのあたりは今後も注意するようにします。

そして、私たちは対向車と出くわすことなく愛知県豊橋市に入っていきました。 さらにその先には、私にとってはご褒美というか、その日のもう1つの目的地となるお店があるのですけど……… その喫茶店はドラマや映画のロケ地になったこともあって、全国に知られているそうです。 ちなみにその作品のタイトルは「みんな ………」。中途半端に公表したところで、次回に続けさせていただきます。


にほんブログ村 犬ブログ スピッツへ   にほんブログ村 犬ブログへ
 「となりのトトロ」の恐ろしい都市伝説をご存知の方は、こちらに投票してやってください。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ワンコと登る千頭峯城 | トップ | エスパーの!喫茶店だよ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事