波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

難攻不落の小谷城と江博

2011-08-17 00:01:25 | 旅行記
こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、私は北近江の長浜市に来ております。 しかも「江・浅井三姉妹博覧会」の会場巡回バスに乗り込み、せっかくいいところだった(?)のに「続く」にしてしまったので、今回はそのあたりから始めさせていただきます。



まず最初に私は、小谷城の麓にある「小谷・江のふるさと館」で巡回バスを降りました。
こちらでは、戦国大名浅井氏や浅井三姉妹、それに小谷城に関する資料が展示されています。また、槍を持ったところを写真に撮られ、希望者に買わせるというサービスもあるのですよ。 ちなみにその際の掛け声は、「はい、チーズ」ではなく、「ちゃちゃはつごう 」というのが、なんとも。



その施設に隣接している売店では、ロケの際に鈴木保奈美さん(お市役)や時任三郎さん(浅井長政役)が召し上がったというロケ汁なるものが売られていました。 その中身は豚汁の豚肉が猪肉になっただけという感じなのですけど、緊迫した撮影の合間に食べたら心も体もほっこりする、そんな味わいでした。

ロケ汁でお腹を満たしたら、小谷城跡を散策することにしましょう。博覧会の開催期間中は、標高約500メートル級のお城の主要部までシャトルバスが出ているので、かなり助かります。



バスを降りたところからしばらく歩いていくと、黒鉄門跡に行き着きます。ここはお城の主要部の正門みたいなところで、ドラマでは浅井三姉妹が廃城となった小谷城を訪れるシーンで使われました。



その黒鉄門跡の下を山伝いに行ったところには赤江屋敷跡があります。織田軍に追い詰められた浅井長政はここで自害し、29歳の生涯を閉じるのですけど、現在では「浅井長政公自刃之地」なる生々しい石碑が立っています。
その落城シーン。ドラマでは小谷城を燃やしてしまいましたけど、その後の調査で、そのお城に燃えた痕跡は一切認められませんでした。 落城後は羽柴秀吉が移り住み、その後、建物や石垣の一部を長浜城に転用したぐらいなので、落城=炎上と捉えるのはおやめくださいませ。



さらに、城跡からは琵琶湖を臨むこともできます。ちょっとわかりにくいのですけど、湖上に浮かぶ竹生島も見えますよ。 またドラマの第1話では、この風景を眺めながら長政殿がお市殿を口説いているのですけど、その中で彼はロマンチストというか、詩人のように描かれていました。



先程のところから、さらにグイグイと上っていくと、こちらの大広間に行き着きます。 険しい山城の中に、このような広い空間があるのはなかなかのモンです。 かつてはここに、屋敷等があったと思われます。



さらにその先には、このような高石垣が。 このような遺構を見ると、「お城に来たんだな~」という実感が湧いてきます。



小谷城の主要部の最深部分にあるのが、こちらの山王丸です。浅井氏の頃にはここに祠があったことから、このような名で呼ばれるようになったそうです。

それよりも、先程から降っている雨が激しくなってきたのですけど。 しかも、雷まで鳴って。その日の私はなぜか油断していて、雨具の用意を全くしてきませんでした。 さらに悪いことに(悪くはない、いやその………)、小谷城は貴重な遺跡ということもあって、東屋のような雨宿りできるような建物は一切設けられていないのです。
なので、私はなるべく葉の茂った樹木の下を通りつつ、バス乗り場まで走るしかありませんでした。 もちろん、地面も舗装されていないので、滑ったりぬかるんだりすることも。そして、ズブ濡れになりつつも、ようやくバス乗り場にたどり着くことができました。
こうなったら、雨が降っている間は、屋内型の施設を廻るしかありません。それよりも、濡れた衣服や靴はどうするかって?それは、自然乾燥させるに決まってるじゃないですか。



そのような状態で巡回バスに乗り、私が次に降り立ったのは、「浅井・江のドラマ館」。こちらでは、浅井長政やお市、それに浅井三姉妹だけではなく、ドラマでは実在しなかったことになっている満福丸や満寿丸も含めた浅井さん一家の銅像が出迎えてくれます。



その会場となっているのは、浅井ふれあいの里・プラザふくらの森。こちらでは、ドラマのオープニングで上野樹里ちゃん演じるお江が着ている打掛に加えて、撮影に使われた衣装や小道具などが展示されています。また、映像やパネル展示も。  



さらに私は巡回バスでその先に進み、最後の目的地の黒壁スクエアに降り立ちました。 こちらは通りや町並みそのものが観光名所になっているのですけど、今回は時間がないので、サラっと流させていただきます。



その黒壁スクエアの域内に、「長浜黒壁・歴史50作館」が設けられています。
こちらでは、これまで放送されてきた大河ドラマがダイジェストで展示されています。その中でも、特に歴代秀吉を演じてきた役者さんには、アッと言わせられることも。
私が思い付くだけでも、緒方拳、西田敏行、武田鉄矢、勝新太郎、仲村トオル、岸谷吾郎、………(以下、敬称略)などなど。

小谷城で鼠先輩、いや、濡れ鼠になった私の身体は、帰りの電車に乗る頃にはすっかり乾いていました。また、風邪をひくこともなかったので、どうかご心配なく。

「江・浅井三姉妹博覧会」は、今年の12月まで滋賀県長浜市で開催されています。また、愛知県清須市や東京都港区など、全国のお江ゆかりの地でも同じようなイベントが行われているみたいですね。 気になる方は、それらの施設にお駆け込みくださいませ~




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