波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

旧本坂トンネルが呼んでいる

2021-09-01 01:23:59 | お出かけ

残暑お見舞い申し上げます、白黒茶々です。

夏といえば、夏休みやお盆休みなど、暑いさ中でも心踊ることが待ち受けていますよね。 私も夏を前にして、多少のコロナ禍でも感染のリスクを避けながら行ってこられる旅行の計画を立てていました。

昨夏も、を連れて車で信州を巡る計画があったのですけど、そのあたりにコロナが拡大し、箔母さんの反対もあってやむなく断念。 しかも、その行程表はちょっと欲張っていて過密スケジュール気味だったので、今回は同じ方面を目指しながらも、大がかりに組み直しました。 また、なるべく人が密集しないようなB級観光地(失礼 )を拾い集めたりもしました。 あとはその日が来るのを待つだけだったのですけど………
お盆休みを前にして、コロナの感染者が劇的に増加 それにはさすがの私でもゾッとし、さらに雨が続いていたこともあって、またしても信州紀行は取り止めとなりました。 悉平太郎のルーツとなる光前寺や信州の五稜郭こと龍岡城、城下町より低いところに築かれた穴城構造の小諸城など、行きたかったです。

13日から始まったお盆休みは、昨年以上に大人しくしていたのですけど、さすがにこのまま終わらせてしまったら波と狛が気の毒なので、雨降りでも彼女らを連れていけるようなところを模索しました。 そうしたら、ありましたよ 夏でも涼しくて、彼女らを運動させることができる全天候型の施設が。それは……… 静岡県浜松市北区三ヶ日町と愛知県豊橋市嵩山町を繋ぐ、旧本坂トンネルであります

8月15日は午後になってから、私は波と狛を車に乗せて小雨が降る中、例の古トンネルに向かいました。 現行の本坂トンネルの脇から入っていく小道に差し掛かった頃にはすでに雨はやんでいたのですけど、作戦は変更しませんでした。

それにしても、目的地に至るまでの道が相変わらず細くて曲がりくねっていて険しいです。どうか、対向車は来ないでください。

それだけではなく、前日までの悪天候で、道に無数の枝葉が落ちていました。 なかには車のタイヤをパンクさせる程のものもあるので、落ちている木には気をつけて……… って、私は上手いことを言っているじゃないですか 私一人だけテンションが高まったところで………

目的地の旧本坂トンネルにたどり着きました。 こちらのトンネルは大正4年(1915年)に開通し、昭和53年(1978年)に現在の本坂トンネルができるまではメインの道でした。

そのまた前までは険しい峠道しかなくて、そこで行き倒れたり追い剥ぎに遭って命を落とした人たちの霊が自縛したり、浮遊したりしているとか、いないとか。

とにかく、ここまで来たら余計なことは気にしないで中を潜っていきますよ 私には2頭の守護獣がついているから大丈夫。 たぶん、きっと。

100年以上も前に造られたということもあって、浜松側の壁はレンガ張りとなっていました。 さらに、そこには魔除けの経文……… ではなく、勝手気ままに落書きがされておられる。

トンネル内に照明のようなものはなくて真っ暗なのですけど、そのぶん広くて開放的に感じられました。 それに、吹き抜けてくる風が涼しくて心地よかったです。

そうしているうちに、出口が近付いてきました。 ここは「やっと出られる」と言うべきか?それとも「もう終わっちゃうのか」としておくべきか?

トンネルの真ん中あたりで越えていたと思われるのですけど、私たちは愛知県の豊橋市に入っていきました。

そちら側の旧本坂トンネルは、このようになっています。 もし「これはどちら側か?」というクイズが出されるようなことがあったら、右側に水路があるのが豊橋側とお答えください。

1年前に来たときにも触れたのですけど、トンネル名の「道隧坂本」という表記がより古さを感じさせます。 そうしたら、あとは吊り橋と同じように勢いで来てしまった道でも引き返して同じ距離を歩いていかなければならないのですけど………

豊橋側の保護のために鋼板で覆われているところは、格好の落書きのキャンバスとなっていました。 白く塗ってリセットしたような跡があるのですけど、昨年も見た「めぐみらい」がありましたよ。それって、何を意味しているのでしょうか?

それはさておき、全天候型施設での残りの運動に入りますよ こちらも行きの時と同じように、内部を吹き抜ける風を体に受けつつ歩いていきました。

ところが、出口に差し掛かったところで、波と狛は突然力いっぱいリードを引っ張って、外に出ようとしたのです これっていったい………
それまで私は旧本坂トンネルが心霊スポットであることを忘れていたのですけど、ちょっとゾッとしてしまいました。 多少は動物的勘を持っている彼女らには、何かが見えたのかも知れません。

と、とにかく心霊疑惑トンネル(いつの間にか名前が変わってる)の浜松側に戻ってきましたよ あとは対向車が来ないことを祈りつつ、細くて曲がりくねった道を引き返していくだけです。 結局私たち以外には、トンネルに来たばかりの頃に1台、帰り際にもう1台通っただけでした。
そのあと私たちはもう1ヶ所、全天候型の施設というかお店に行ったのですけど、そちらでの様子と食べたものについては、次回の日記でお伝えします。

話は変わって、8月23日にワンコを通して古くからお付き合いがあったHALママさんがこの世を去りました。少し前から闘病されていたそうで、64歳での急な旅立ちとなりました。
HALママさんは鎌倉市で日本スピッツのHAL様や豆柴の由之介君たちとともに暮らしていました。また地の利を活かして、その周辺も含めた湘南鎌倉オフ会を企画されたりもしました。さらに由之介君の里帰りと合わせて、渚園のキャンプ場に泊まって浜松まつりを見学されたこともありました。それから、スピッツクラブの展覧会にもよく見学に来られました。

とてもアクティブで元気なイメージがあるので、私はまだ信じることができません。ワンコは寿命が短くて、知り合った子に別れが訪れるのは致し方ないのですけど、それが飼い主ともなると………
HALママさん、今までありがとうございました。コロナが落ち着いた後での狛も伴っての湘南鎌倉オフ会は叶わなかったのですけど、がいた頃から一緒に巡ってきた思い出は大切にします。どうか安らかに眠ってください。



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