波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

あの夏の日に漂着した蓮華寺池公園

2023-07-29 01:54:38 | 一人旅

こんばんは、白黒茶々です。

夏といえば、高校野球で盛り上がる時季でもありますよね 私の母校の新居高校は、昨夏は部員不足で他の高校と合同のチームで出場したのですけど、今年はいくらかの新入部員が入部してくれたおかげで、2年ぶりに単独で参戦できるようになりました。 そうしたら、そのチームの試合を観に行きたいですね。 こうなったら、相手はどこになっても構いません 私が観に行ける日程のクジを引いてさえもらえれば。

ところが、私があれほど「土曜日は絶対に休めないから、その曜日にだけはしないでくれ 」と言っておいた(?)のに、土曜日に出番を迎えることになってしまいました。 何回週間天気予報を見ても、雨で日程がズレそうにないですし。 母校の野球部の応援は、今年も絶望的です。 しかし、泣いてばかりはいられません こうなったら代わりに他の学校の試合を観て、溜飲を下げることにしましょう。 このような流れで、ターゲットとなったところは……… 浜松大平台高校 その学校はたつぴの母校ですし、昨夏は彼と一緒に応援に行きましたし、校歌も歌えますし……… ちなみにその対戦相手は、甲子園の出場経験もある強豪校の常葉大学橘高校 決戦の舞台は、静岡市清水区にある清水庵原球場となりました。

そしていよいよその両校の試合がおこなわれる、7月9日の日曜日になりました。 その日は曇り時々雨の微妙な予報となっていましたけど、きっと大丈夫でしょう。 というよりは、試合の可否が発表されるまで待っていたら試合に間に合わないので、球場に向かいながら待つしかありませんでした。 自宅から目的地までは113km。その道中で何回か雨に降られたのですけど、スマホにはなかなか試合の情報は出てきませんでした。 そのようにして、80kmほど来たところで「本日は悪天候のため、全ての試合は中止」という発表がありました。 そんな……… しばらくは呆然としてしまいましたけど、せっかくここまで来たのに、まっすぐ帰るのはもったいない と、気持ちを切り替えて………
その「白黒茶々氏・第105回全国高等学校野球選手権静岡大会1回戦雨天中止の発表閲覧の地」から程近いところにある………

藤枝市の蓮華寺池公園にやって来ました

こちらは一昨年の藤の花が満開になる時季に、を連れて来て以来となります。 その頃はまだコロナ対策が厳しくて、池のまわりを反時計回りにしか歩けないようになっていましたね。 その池の畔には………

蓮華寺池公園から程近い街中にあった、旧藤枝製茶貿易商館 築120年以上にもなるとんがり屋根が印象的なこの建物の一部を移して、活用する計画が立てられていました。 それから2年後となるこの日には………

こうなっていました。おしゃれな外観はほぼそのまま再現され、「とんがりぼう」という愛称で呼ばれるカフェとなっていました。 気になるその内部は………

最上階までは吹き抜け構造の、開放的な空間となっていました。 梁など、一部の旧材が転用されているのですけど、ほぼ新築でした。 文化財としての価値はなく、老朽化も進んでいたので、このような形となっても受け継いでもらえてよかったです。

そのほぼ対岸となる公園の一角には、藤枝市郷土博物館があります。

その博物館では、現在放送中の「どうする家康」にあやかって「徳川家康と田中城」という企画展がおこなわれていました。 実は私は、コレが目当てでここまで来たのですよ 藤枝は遠くてなかなか寄る機会がなかったのですけど、突然チャンスが巡ってきました。 そうしたら、特別展とはいっても良心的な400円の入場料を払って、いざその館内へ。

有史以前からの藤枝市の歴史に関する史料や展示がなされている常設展を見てから、私は企画展のエリアに入っていきました。 田中城は藤枝市内にあったお城で、徳川家と武田家の攻防戦がおこなわれました。 博物館では今回の企画展に合わせて、その様子を再現したアニメが上映されていました。
またそのお城は、江戸時代に入ってからは、徳川家康の鷹狩りの際の宿泊所にもなりました。 元和2年(1616年)1月、家康は田中城で薦められた鯛の天ぷらに舌鼓を打ちました。 しかし、その日の夜に発病。 以前から胃癌を患っていたみたいで、鯛の天ぷらが発端となって症状が悪化したと思われます。 そしてその3ヶ月後に、駿府城で亡くなりました。 なので、藤枝は家康にとっては人生最後の鷹狩りと宴会をおこなった地となりました。

手製と思われる金陀美具足がフォトスポットとして置かれていたのですけど、その先は撮影禁止となっていました。 皆さまにはお見せできないのですけど、東照公(徳川家康)の木造座像や、家康から贈られたという三つ葉葵の家紋入りの茶道具、お万の方(家康がお手付けしたほうではなく、2人目というか……… 徳川御三家の紀州と水戸の藩祖となった頼宣頼房の生母のほう)が愛用していた化粧道具、田中城主となった本多忠重が関ヶ原の戦いで使用した虎の旗指物、………などが並べられていました。 それらの実物を、ガラスケースを隔てて間近で見ることができるなんて 貴重な体験をしました。

それだけではなく、「ふじえだ家康ワールド展」と銘打って、造形作家が手掛けた徳川家康の人形などが飾られていました。

その中には、193cmの大谷(翔平)君の等身大の人形も、なぜか混ざっていました。 これは、子供を喜ばせるためでしょうか?

しかも、井伊直政の兜をかぶっておられる そんな彼の隣には、松潤を意識したような金陀美の甲冑姿の家康と、厳つい表情の織田信長の姿も

苦悶に満ちた……… というよりは、漫画チックでもある「しかみ像」の隣には、鯛の天ぷらを食べる家康像が いや、その鯛は尾頭付きのまるまる1匹というか、たい焼きにも見えてしまいます。 それらに加えて、手製の甲冑の装着体験もできるようになっていたので………

さっそく試してみました これは徳川家康金陀美具足ですね。 さらにもう1種類あったので………

こちらも見逃しませんでした♪こちらは本多忠勝のものですけど、大きな数珠を肩に掛けるのを忘れていました。 また、私が手にしているのは蜻蛉切の槍と思われるのですけど、殺傷能力はありません。
蓮華寺池公園と郷土博物館だけでも充分楽しむことができたのですけど、天気が快復してきて時間も余っていたので………

大井川鐵道新金谷駅に寄っていくことにしました。 趣のある木造の駅舎は昭和2年(1927年)に建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。 実はこの時季はこの駅を発着点として、きかんしゃトーマス号が運行されているのですよ さらに正午過ぎには、そのトーマス号が転車台に乗って回るところも見ることができるのですよ それにしても、その時間が迫っているというのに、やけに静かですね。 その現場を見に行ったら………

トーマス号はあったのですけど、動く気配はありませんでした。 そこで、きかんしゃトーマスイベントについて検索してみたら……… そのイベントは主に金・土・日・月におこなわれているのですけど、この日は休みでした。 そうでしたか……… そうしたら今度は波と狛を連れて、トーマス号が走っているところを見たいですね。 今年は土砂崩れの影響で、今までとは勝手が違うのですけど、年末まで運行しているので、応援の意味も込めて都合をつけるようにしたいです。


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