やいま旅行第3日、ついにマンタダイビングを決行しました! ショップは川平にある「ちぃむどんどん」。方言で「心臓どきどき」または「胸わくわく」という意味です。生粋の川平んちゅ野底さんがオーナー兼ガイドです。「なるべくウチナンチュの店を使おう」という熱い郷土愛(?)からネットで探しました。価格もネット割引で2DIVE1万円ぽっきり! ありがとうございます。
さて、いきなりマンタというわけにもいかないのでで、1本目は「米原Wリーフ」へと。潮流も
なくサンゴ礁の豊富な人気ポイントです(右写真)。小型のボートに乗って出港。同乗者は野底さん、新婚らしきカップル(体験ダイビングとのこと)、ABEさんという名門H大の女子大生(一人で来るなんて、と、都会のおなごは自立しとるばい)、そしてもう一人のガイドさん(耳が不自由という女性でしたが、とても親切に対応してくれた方でした)の計6名。十数分で着きました。
新婚カップルは女性ガイドさんが担当し、ハチローとABEさんは野底さんがガイドすることに。ところで、ABEさんは名門H大のしかも水産学部4年生ということで、ハチローなぞより海の知識が豊富でした。ただダイビング自体は2年ぶりで計10数本の経験ということで少々不安げな顔でしたが・・・。
潜ってみて感動はすぐ訪れました。さんさんと降り注ぐ日光、さらに干潮手前で海面も低くなっていたため、色とりどりのサンゴが眼前に!下写真はハマクマノミなどが乱舞するサンゴ。左がABEさん(ハチローのインフレーターがじゃまですな)、そして水中ノートで丁寧にガイドする野底さんです。

石垣デビューのハチローでしたが、「石垣のサンゴがN0.1」という定説に即賛同しました! 座間味や与那国、真栄田、北谷などのサンゴ礁を見て(チラ見)きましたが、スケールの大きさにおいては石垣は他を寄せ付けませんねー。
上写真もすごいサンゴ礁です。テーブルサンゴが幾層に重なっていてる様は、けして大げさではなく「生命の息吹」を感じました。その前を優雅に潜行するABEさん。ですが後から聞くと「ウェイトのせいか体が傾いて傾いて大変でした」とのこと(笑)。
しかしに野底さんよると「白化現象が年々ひどくなっている」とのこと。確かに白いサンゴが点在していました。「エダサンゴはまだ復活が早いが、ハマサンゴなどの年月がかかるものが白化すると本当に心が痛む」とも語っていました。少年時代からモリを持ち川平湾で夕飯のおかずを探していたという野底さんだけに(笑)、重みのある言葉でしたなぁ。
さて、休憩を入れたあとは念願のマンタダイブへ!(※ここで新婚さんは陸へ)。日本中のダイバーが憧れる「川平石崎マンタスクランブル」へと向かいました。3連休の中日だったこともあり、ポイントには15隻以上の船がアンカリング(驚)。「ダイバーも100名以上いるはず(!)ですから迷い子にならないように」とアドバイスを受け、いざダイブ!
すると! 何と、遠目ながらも早速マンタの姿がぁぁぁ!!! 早すぎるぅぅぅ! 心の準備をさせてくださいませぇ! (下写真)
はやる心を抑え、船上での計画どおりに行動を開始。経験未熟なABEさんは、たくさんのダイバーらが待ついわゆる「マンタの根」へと女性ガイドさんが連れて行きました。ハチローは、写真撮影が目的だということで野底さんが穴場へ案内することに。いい写真を撮らすのもガイドの役目、といわんばかりに野底さんは機敏でした。1分ほど待ってもマンタが現れなければ、指で合図しパッと移動します。ハチローも川平生まれの野底さんを信じ、エアーをもったいぶらずに、着いていきます。かなり息ハァハァしましたが(笑)。そして他のダイバーが3名ほどしか見えないあるポイントで待つこと数十秒。野底さんに肩を叩かれ、振り向いたハチローの目に、ついに飛び込んできたのです!!! (下写真)
どうです、この迫力! これぞマンタ! 正式和名オニイトマキエイです! もちろんハチローが見た最大の海中生物です! 呆然としながらもシャッターは押し続けましたが、あまりの迫力に息をしていたかは覚えていません(ダイビングでは息を止めることは厳禁なんですが・・・)。横幅は5㍍くらいでしょうか。マンタとしては並のサイズだと思われますが、初体験のハチローには、地球侵略に現れた宇宙船のように見えたのです(すマンタ!)。悠々とハチローの頭上を通り過ぎてサンゴ礁の向こうに消えていきました・・・。
落ち着く間もなく、野底さんの指示で次のポイントへ移動! 結果3ヶ所でマンタを目撃。もう一ヶ所では、ハチローのホント目の前を通り過ぎていきました! あまりに目の前だったため、写真では絵になりませんが・・・(横から見るマンタは貫禄が9割減になります。笑)。途中、ABEさんらがいる根も通り過ぎましたが、ダイバーの多さに辟易(20名ぐらいは固まってました)。ABEさんの不安げな後ろ姿だけが目に残りました。ありがとう!野底さん、ハチローのために何度も移動してもらって・・・。ただ残念なのは、1匹だけだったということ・・・。多い日は7,8匹も乱舞する、という話だっただけにそれだけが心残り・・・。でも、感謝の気持ちいっぱいでハチローらは船上へと。40分ほどのダイブでした。一応、貫禄9割減のマンタもUPしておきます(下写真)。
船に上がると、意外にもABEさんらはまだ海中でした。「彼女たちはほとんど動かないからエアーの消費が少ないんでしょう」と野底さん。ハチローも納得。同時にABEさんがあの根でマンタを見れたかどうかも心配になりました。数分後、船に戻ってきたABEさん。顔が少々青ざめていました。「つかれましたぁ。やっぱり経験がないので潜っているだけで大変です」と苦笑い。もしかしたら見れなかったのかもしれない・・・ちょっと可愛そうになりましたが、流れ上聞かないわけにもいかず「マンタは見れましたか」と軽く訪ねると、ABEさんは笑顔で「すごかったっすよぉー! 大きいのが二匹も! あの場所で待っててよかったです。しかも手の届きそうなところをぐるぐると。 カメラ持ってなかったのが残念ですぅ」。・・・え? 二匹? 一匹でなくて? 全然動かなかったって? 手の届きそうなところを? え、え、ええぇー!!! 「そうですかー。よかったねぇー。石垣で最高の思い出ができてぇー」。そう言うのが精一杯のハチローがいました・・・。聞いていたのか聞こえなかったのか、ただ黙々と船のハンドルを操る野底さんの姿がありました・・・。
おっとっと。ガイドさんのせいにしてはいけません!(笑)。野底さんも「この場所で待ってれば見える」などという安易なガイドでなく、一生懸命動いてくれたじゃないですか! 結果だけで人の働きを評価するのはいけません!・・・でも、あっちは二匹かぁ・・・いかん、いかーん!(笑)
冗談はさておき。とても思い出深いマンタダイビングとなりました。ありがとう、野底さん!
アルベルト城間似で生粋のカビランチュ野底さんと、その奥さんで、おしゃべり上手な女将さん(北陸出身の元JTBらしいっす)、そして耳が不自由ながらも相手のことを考えててきぱきと動く女性ガイドさん(お名前を聞くの忘れました)の3名できりもりするダイビングショップ「ちぃむどんどん」。ご興味のある方はこのサイトを⇒「ちぃむどんどんDIVING」 HP
3本潜るというABEさんらに別れを告げ、ハチローは妻が待つホテルへ。朝の8時から午後3時まで一人ぼっちにされた妻はご機嫌ななめ(怖!)。その穴埋めにと、疲れた老体にムチ打ち、三度、山原(ヤマバレー)のCAFE通りへと・・・。出発前から雑誌でチェックしていた「Bellver(ベイベール)」へ。ここの眺めは最高でした!(右写真)。あいにくの曇り空だったのですが、エメラルドの伊原間(いばるま)湾と石垣北部の山並みという景観は「よくぞこの場所に建てた」」と拍手を送りたいほど。正直、コーヒー、ケーキはいまいち(!)だったのですが、もう景 色だけで十分でした。ダイビング船などを眺めながらうつらうつら・・・。
店を出ると、日本百景の一つにも選ばれている八重山屈指の絶景ポイント川平湾へと。そこはとりあえず行っとかないとっていう雰囲気した(笑)。日も暮れかかる時間帯だったので、グラビアなどで見かけるような明るい絵は取れませんでしたが、木の影が水面に映るさまは、意外に珍しいショットなのでは、と思います。
夕方には夕陽の名所「御神崎(ウガンザキ)」へと。水平線に沈む夕陽が売り物なのです
が、あいにく遥か彼方には長~い雲がどんより。夕陽が雲に隠れる前にと、妻を記念撮影(右写真)。ストロボが夕陽に負けて、真っ暗になっていますねー(笑)。おかげでモザイクをかける手間がはぶけましたが・・・。しかし撮っていてよかったです。その数分後にはすっかり雲に隠れてしまいましたから。
御神崎は、かなりダイナミックな地形のところで、海風も心地よく、たとえ夕陽がみれなくても、来てみる価値はあるところかと。実際草原には、ビール片手のおじさん、アイスを食べる家族連れ、肩を寄せ合うカップルなどがいました。本島でいえば万座毛のような感じでしょうか。
さて夕食の時間です。
最後の夜ということで、高級石垣牛の焼肉に挑戦しました。「いしなぎ屋」というお店。石垣牛セットが一人3,500円でした(左写真)。ハチロー的にはいまだかってない高額焼肉! 思わず店員に「二人分の値段じゃないよね?」と確認してしまいました(笑)。焼いて口に入れてみたところ、柔らけぇ~!!! あっという間に溶けていきました。あまりのあっけなさに、逆にガックリ(笑)。どの肉もそんな感じなんです(当たり前か)。めちゃめちゃ美味いのですが、あっという間になくなっていく・・・。いつもおかわりするご飯も最後は残ってしまいました。全部で10きれの肉だったので、「一枚あたり300円超・・・」とつぶやきながら完食いたしました。
と、こんな感じの第3日目でした。長々となってしまいました(謝)。もちろん、その日も二人は死んだように眠りました・・・。
さて! 明けたやいま旅行最終日は、かの小浜島に向かいます。そうです、NHK連続ドラマ「ちゅらさん」のロケ地として一躍全国区になったあの離島です。ちゅらさん効果意外何もないとも言われていますが(笑)、本当かどうか確かめてこようかと思うとります。
ハチローの夏休みも今日で終わり・・・。長かったような、短かったような・・・。今日も一人大渡海岸に行ってきました。小魚の群れに遭遇したので後日ご報告させてください!
「最終日」もなるべく今日中に更新したいと思うとります(明日から忙しくなりそうなので)、請うご期待!