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2017年東京、神奈川受験者数

毎年、森上教育研究所から2月1日の受験者数から受験人員総数が公表されます。

今年は速報値で37017人。昨年が36585人。平成27年がボトムで少しずつ回復してきています。

発表されているデータでピークは2007年の43716人。これに比べると16%減ということになります。

で、現状東京、神奈川の定員は40950人。つまり定員の方が多いのです。この逆転は2010年からずっと続いています。定員が割れる学校は近年増え続けています。で、そういう学校にはあまり受験生は向かないので、あるレベル以上の学校にみんなが受験する、という構造だから上位校の入試は厳しい、ということになるわけです。

そのために早くから塾の勉強が始まっている部分があるわけですが、本当のことを言えば、各塾が早い時期から優秀層を囲い込む戦略に出ているのです。そして3年生の時期から課題とテストを繰り返し、それについてこれる生徒を確保する。

が、一方でそれについていけなくなった子どもたちもたくさん出てきているので、そういう子どもたちの受験はかなり厳しいとも言えます。目標校を下げれば合格するでしょうが、下げきれないことが多いのでなかなか合格校が確保できない、ということになっているのです。

この状況は今のところ大きな変化はないだろうと思いますが、やはり「ついていけない」と感じたときに動かなければいけないところがあるでしょう。

本当は「トップ校」に合格するためのステップについていけないだけのことであって、そんなに慌てずともしっかり力をつけることはできるし、そこからまたトップ校に合格していくことも本当は可能なのです。

大手塾以外の塾からも結構合格者は出ているのですから。

(データの誤認がありましたので、記事を訂正しました。2017年2月12日。)



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