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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。

バランスの良いゴールデンウィークを

2016年04月20日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
まもなくゴールデンウィークです。

今年は並びが良いので、最大10連休になるとか、話題になっていますが、一方で熊本で地震があったので旅行には若干懸念があるかもしれません。で、例年は「遊ぶときは遊ぶ」というお話をしています。中学受験塾の場合ゴールデンウィークはカリキュラムを空けて、教室がお休みになるところが多いのですが、しかし、その間になぜか有料の特別授業がある。

休むのなら、休むで良いのですが、特別授業があるなら普通の授業があってもいいじゃないの?みたいな感覚になってしまう。そういう中途半端なことをせずに遊ぶときは思い切り遊んだ方が良いと思うのですが、さすがにこれだけ長いとそう遊んでばかりもいられない、という感じでしょうか。

この時期に海外に、というご家庭もあるかもしれませんが、ずっと遊んでいると、勉強のペースを取り戻すのにまた時間がかかる。

だから、適度に勉強をしてもらうのが良いのです。

遊びに行くのももちろん大事だが、バランス良く勉強ができるのであれば、それはそれで良いわけです。特に今年のようにゴールデンウィークが長くなる場合は、適度に勉強を加えた方が効果的でしょう。

上手に学習の計画も立てた上で、楽しい10日間にしてください。

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第236回 ウチの子に合うか?
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中学受験 算数オンライン塾

4月20日の問題
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できるだけ解けばよい

2016年04月19日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
模擬試験でも、入試でも同じことかもしれませんが、

「すべての問題を解く」

ことを目指してはいけません。

これらの試験は普段の学校のテストと違って、受験生の差をつけることを目的としているのです。合格者を決めたり、分布が正規分布に近い状態にすることが目的なので、到底全部終わらない、というような問題の作り方をしている。

例えば上位の子たちかなりの数満点を取る、ということになると、これは差がつかないから、入試としても模擬試験としても「良い試験」とは言えなくなってくるからです。

となると、そういう試験において、すべての問題を解こうとすることは意味がない。

元々不可能な想定をしているからです。

しかし、子どもたちの様子を見ていると、そういう考えでやっているわけではない。みんな、ものすごい勢いで問題を解こうとしている。

結果としてミスが多くなるわけです。

だから、この前提を変えないといけない。

「できるだけ解けばいい」

と考えて、ていねいに解く。やり残しは絶対に苦にしないようにすることです。

そうすると、正解率が上がってくる。着手率を上げるよりも正解率を上げる。ここに目を向けさせてください。

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平面図形の問題
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慶應中等部説明会日程
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「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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ひらめく子

2016年04月18日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

算数の難しい問題が解けるとき、その子が似たような問題を過去にやったからできる、ということはそう多くはありません。

それぞれの入試問題はそれこそ1年間かけて作られているので、もちろんパターン問題もあるだろうが、しかし、難しい問題というのはそれなりにいろいろな学校の過去問も見ながら作られています。

出題者はいろいろな学校の問題を見ながら、そこに独創性を出したいという思いもあるので、それこそよく考えて問題が作られる。

ということは、そういう問題を今まで解いたことはない場合が多いわけです。

ではなぜ、ひらめくのか?

当然のことながら、その問題を分析できるからです。

問題の条件をよく読み、グラフを書いたり、表を書いたりしつつ、ヒントとなるところを見つけ、あるいは論理を組み立てて、最終的に答えを出す。

ひらめくとまあ、できるわけですが、ではひらめく、ひらめかない、この差はどこから生まれてくるのか?

これは解いた問題数ではありません。どれだけ考えたか、です。

簡単な問題をいくらたくさん解いたところで、力はつかない。ああでもない、こうでもない、とウンウンうなりながら問題を解いていく過程で身についた力の差なのです。

その意味では確かに努力は裏切らない。ただし、それは正当な努力でなければならない。難しい問題を避けてはならないのです。

いくら考えても解けない、ということはあるでしょう。でもそれでもそこまで本当に考えたら、答えを見たときに本当によくわかる。だからそれでちゃんとがんばった分の対価を手にできるのです。

地道に努力を積み重ねる、というのはそういう努力をすることであって、机の前に座った時間や塾に行った回数で決まるわけではないのです。

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今月の目標は?
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4月18日の問題
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パターン問題を繰り返すな

2016年04月17日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

例えば、つるかめ算を習って、つるとかめの足の数、つるとかめの総数が違う、というだけの類問を10題練習に解く、という練習は危険だと思うのです。

だってただあてはめるだけでしょ?

3題目ぐらいから、もうあまり考えない。例えばつるの足が4本になる、みたいなあまのじゃくな問題を中に加えるのならまだしも、数字しか変わらない、ということになるとだれもが同じパターンで考えるようになる。

ということは、ことの本質はどうでもいい。ただ、数を入れて、正しい答えになればいいだけ。

そうすると、ひとつの暗記みたいになってくるから、似たような問題も条件反射?的に解いてしまう。その結果として良く問題を読んでいないからミスを犯す、ということになるのです。

こういう練習は、むしろ本人にとってマイナスだ、と思います。

ほんの2問か3問ぐらいやったら、もう十分。次に進みましょう。

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溶解度に関する問題
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男女比の違い
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基本ができていませんねえ。

2016年04月16日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
まあ、大方こういう言い方をして、外れる子はそう多くはないでしょう。

だから、というわけではないが、応用問題ができないと、割と基本問題に戻る傾向があるのですが、これは間違いです。

もちろん確かに基本ができていない、という場合もあるでしょうが、そんなのはテストを見ればすぐわかる。基本ができていないのなら、最初から間違うわけで、最初の一行問題ができている子は基本ができていないわけではないのです。

じゃあ、何ができないのか?

応用問題の解き方が身についていない、ということです。

応用問題というのは、いくつかの考えが論理的に重なっている。A→B→C→Dというように論理が積み重なって答えが出るわけです。

基本問題というのは、これが1ステップぐらいしかない。A→Bで終わり、というようなイメージでしょうか。

だからA→B→C→Dができないから、といってA→Bができないと考えてはいけない。

A→Bはできる子は多いのです。でもA→B→Cに進まないから、解けないわけで、だからその練習をしないといけない。

ではどうするか?

一番効率の良い方法は、よく考えてできない場合、一度解説を読んで、もう一度組み立て直す。解法を清書する、といってもいいかもしれないが、ただ、きれいに書き写すということではなく、頭の中で考えて先に進む。

途中でわからなくなることもあるでしょう。その場合はまた解説を読み直す。そして最後までソラで書き切れれば、それで頭の中にひとつの論理が組み立てられたということになる。

この経験を増やしていくことです。ただし、すべてのパターンを網羅する、というようなやり方をしてはいけません。

そんなの不可能だから。

それよりは一問一問、これはこうなる、これはああなるという論理を見つけていった方が良い。その積み重ねが応用力だと思ってください。

したがって基本ができていませんねえ、という指摘は当たっていない場合がある。ましてそれで基本問題をやり直したら、時間の無駄遣いになるので良く答案を見定めてください。

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関西と関東
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4月16日の問題
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実行に移せるか

2016年04月15日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
これは大人でもそうですが、頭でわかっていても、なかなか実行に移せないということがあります。

だから子供がそうであっても、それはおかしいことではない。

まだ成長途中なのだから、なかなかうまくいかないことがあるでしょう。しかし、逆にどんどん実行に移せることがでいるのであれば、それは力がどんどんついていくでしょう。

成績が伸びる子、というのはどこかの時期で、ぐっとがんばる時期があり、それがある程度蓄積すると、ひとつ上のレベルにポン、と上がるというような感じで成績はあがっていくものなのです。

だから、そのがんばる時期がなくて成績があがるはずはない。

ということも、当然わかっているが、実際に行動に移せるか、ということがポイントになるのです。

よく子どもたちには話すのですが、
「それができるのは自分しかない」
ということに、早く気が付くしかないのです。

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よく考えてから質問する
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得手と不得手

2016年04月14日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
誰でも得意な教科、不得意な教科、というのがあるものです。

例えば算数が好きな子が、国語が好きではない。社会が好きな子は理科は好きではない、というようなことが起こりうる。したがって科目のばらつきがあるわけです。

現在の組み分け制度は、ここに弱点があります。つまり、総合点でクラス分けをするから、各教科の出来と授業のレベルが必ずしも一致するわけではない。算数は簡単で、国語は難しい、みたいなことが起こりえるわけですが、じゃあ、4教科でそれぞれクラス分けをすると、えらくややこしいことになるから、まずどこもやらないでしょう。

で、子どもたちの科目的な力は当然、ばらつきがあるわけですが、それを均質化させる必要は全くありません。ただ、それぞれの科目の最大化は図る必要がある。つまり、得意な算数はさらに伸ばし、嫌いな国語もそれなりに点数がとれる、というような戦略を考える必要がある。

しかし、子どもたちはやはり得意なことをやりたがる傾向にあり、得手はどんどん伸び、不得手は放置される、という部分はあるのです。

ただ最大化を考えるならば、まずは得手を伸ばした方が良いでしょう。ここまでは行けるんだ、という感覚は大事。社会でここまで取れるようになったのだったら、算数もやれるんでは?というような気持ちに切り替えることができる。

だから6年生前半までは、得手に力を入れていいのです。夏休みを過ぎたら、不得手に力を入れる。そんなバランスで全体的な戦略を考えていった方が合理的でしょう。

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合同説明会
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4月14日の問題
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理科はどうしても暗記が先になるが

2016年04月13日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
理科は4つの分野に分かれます。物理、化学、生物、地学。

だがら学校によっては入試問題が大問4題に分かれるところもあるわけですが、しかし、物理や化学の分野はやはり計算問題が多い。で理科計算ということになると、やはり割合や百分率、比などがわかっていないとできないところがあるわけです。したがって算数でそれを勉強するまではカリキュラムに入れることができない。

割合や比は早くなったとはいえ、それでも小学校の5年生の夏休み前後から後半にかけての履修範囲ですから、それまでの間は出てこない。

したがってそれまではどうしても暗記科目になる。ここがひとつ不合理なのです。

知識は早くやってもやはり忘れてしまう。月の満ち欠け、植物のつくり、人体、まあ、いろいろとありますが、しかし、覚えなければいけない。しかし、結局6年生の秋にもう一度やり直すことになる。

だから、あまり力を入れないことです。それよりは算数や国語に力を入れる。理科の勉強をすること自体は何も問題がないのです。ただ、知識を覚える、という作業はそれほどこだわらない。

もちろんやらないと組み分けテストの点数はとれないでしょうが。きっと終わるともうあっという間に忘れてしまうのだから、あまり力を入れても仕方がないのだ、と認識していた方が良いでしょう。

だから忘れていることを攻めてはいけません。

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高望み?
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解説が読めない

2016年04月12日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法

過去問を勉強するとき、当然、すべての問題が解けるわけではないので、解説を読む必要が出てきます。

最初から時間を計るよりも、すべての問題をやりきって、それでもわからないものはさらに時間をかけてみる。それでもわからなければ当然、解説を読んで理解を進めるべきなのですが、しかし、この解説が良くわからない、という場合が案外多いのです。

子どもたちが質問を持ってくるとき、解説は読んだのか聞いてみるのですが、一様にみんな「読んだ」というのです。でもわからない。

まあ、確かに解説によってはわかりにくいところもあるかもしれないが、最近の過去問集は割と細かく解説が載っているので、ある程度読めばわかるところがある。

だから、本当は解説が読めていないのだと思うのです。

なぜ、読めないか。

それは同じようにやってみていない、からだと思うのです。答えを見てフンフン、と読んでもなかなかピントくるものではないが、実際に解説をヒントにもう一度、その場で解くと割としっくりする。

あ、こういうことね、というようなことが実感できるはずなのです。

ただ、解説を読むだけでは、その実感がわかない。実際に過去問をやる以上に答え合わせには時間がかかるもの。

過去問をやって10分で答え合わせが終わる、みたいなことは本当はおかしいと思った方が良いでしょう。

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場合の数の問題
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4月12日の問題
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字が雑な子

2016年04月11日 | 中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
子どもの字は、やがて大人の字に変わっていきます。

大方それは中学2年から3年のころに起こりますが、しかし、これも女の子の方が早い。妙な丸文字を含め、自分の字がデザインされてひとつの個性となるわけですが、そういうことに一切関心がない、というのが普通の男の子でしょう。

だから、字が雑。

そして不思議なことに解答欄をはみ出す。

小さい解答欄ならまだしも、余裕がある解答欄にわざわざ大きな字で書いて、はみ出す神経はやはり相当に無関心である証拠でしょう。

しかし、字が雑だと、考えも雑であることが多いし、また、正しく書いたつもりでも採点の先生にちゃんと読んでもらえないかもしれない。

きれいな字を書くことよりも、だれがどう見ても、これはこういう字だとわかる字を書くべきだ、ということを今のうちから教えておくべきです。

それでも相当ぎりぎりまで治らない、というのが普通ですから。

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私立の先生
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神奈川私立男子中学校フェア2016
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