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自分で考える力

テストの問題を大きく分けてみると、「知識の問題」と「考える問題」に分かれます。

もちろん、知識を知らないと考えられない、という問題もあるわけですが、往々にしてテストの点数を上げる方法としては「知識を増やす」ことが早道でしょう。

例えば組み分けテストで社会の知識を覚えれば、社会の点数は取れる。

一方で漢字は覚えて漢字のテストは満点がとれても、文章読解の問題はそうはいかない。

ということは、時間をかけて点数が上がりやすいものを考えると知識になるのです。

しかし、その知識は、やはり忘れてしまうものでもあります。

新中学1年生が遊びに来たついでに、1年前のテストをやらせてみたりすると、

「あ、知ってた!これ、できたよ。」

と過去形で良く話をします。つまり、「今は忘れた」ということです。だから細かい知識はなるべく、本番の入試前にしっかり覚えられればいいと考えた方が良い。

しかし、この新中学1年生はやはり、国語の読解問題は楽々解いていくわけです。

当然、文章を読み解く力があり、論理的に考える力があり、文中に根拠を見つけ出せるからですが、それは忘れるものではない。身についているものなのです。

で、組み分けテストの点数の取り方として、私は、あまり知識に重きを置くべきではない、と思っています。

「そんなの、覚えればできるよ」

ぐらいで、いいのではないか。(というといろいろ問題になりそうですが。)

それよりも、自分で考えることで答えがしっかり出せるように訓練を積んでいく方が、今のところの勉強としては大事なのです。これは直前に詰め込めない。

中学に入ってから、やはりその子の学力を支えるのは、「自分で考える力」なので、まずはここを鍛えることを考えていくべきだと思います。

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第136回 首都圏私立大学の危機感
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中学受験 算数オンライン塾

5月21日の問題
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どうやったら忘れないか

受験の知識というのは、やはり忘れます。

例えば、おしべの数、歴史の年号、地名、いろいろなことを覚えていないといけないわけですが、やるそばから忘れるものです。

で、どうやったら忘れないか?

これは繰り返すしかありません。

塾では入試に良く出る知識をまとめたテキストを作っています。

SAPIXで言えばコアプラス、日能研で言えばメモリーチェック、四谷大塚で言えば四科のまとめ。

それぞれが工夫を凝らして、これまでのデータから良く出るものをまとめているわけですが、これをとにかく繰り返しやるしかない。

やっていって、覚えた、と思っても、また忘れているから、これは全部繰り返すしかないのです。

算数のようにできた問題はスルーというわけにはいかない。

で、だんだん繰り返していくうちに、知識は固まっていくものであって、それ以外に王道はありません。

ごろ合わせでもなんでもいいが、とにかく覚えて、また繰り返す。

この努力を惜しまず、覚えるまでやりつづければ、知識はものにできます。もちろん、子どもによって、覚えが早い子もいますが、それで安心してはいけない。

だから、暗記のテキストをどうやって繰り返しやっていくのか、そろそろ考え始めても良い時期でしょう。

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立体に関する問題
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今日の慶應義塾進学情報

受験なんでも相談会
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「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
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まじめな子

お父さん、お母さんから言われたことはなるべくやろう、先生から言われたこともちゃんとやろう、と思っている子は少なくありません。

そして、それをやろうとするために、まじめに取り組んでいるのだけれど、結果がともなわない、という子もいます。

でも、それはやはり「まじめにやろう」ということにこだわりすぎてしまっている部分がある。

やらなきゃ、終わらなきゃ、になってしまうと、わかるということに優先順位がいかなくなってしまう可能性はあるのです。

で、しかも、そういう子どもたちはまじめだから、いろいろ我慢している。

この我慢がだんだん、蓄積していくと、いろいろな風に出てくることがあります。

「もういやだ」

となってくれれば、まだいいのですが、体調が悪くなったりすることもある。

こういう場合は、たまにはめをはずして遊ばせることも悪いことではありません。

本当は、今日は放課後、みんなで公園で遊ぼうよ、みたいな話があったかもしれない。

でも、塾に行かなきゃ、勉強しなきゃ、というので参加できていない。そのことすらいえない場合もあるでしょう。

だから、それは良く見ておかないといけない。

子どもたちはまだそれほど、融通を利かせられるわけではありません。まじめになれば、まじめに偏る、ということにも気を付けてあげてください。

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法政二中、共学化に先立ち、入試日変更
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中学受験 算数オンライン塾

5月19日の問題
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子どもと競争する

よく、子どもと一緒に勉強するのはひとつの方法だというお話をします。

でも、親ということになると、やはり多少なりとも教えなければいけない、と思われるかもしれません。

しかし、中学入試の問題自体は結構大人でも難しい。よく、大学生が解けない、と言われますが、そのとおりだと思うのです。数学的に簡単に解けるというものばかりであれば、子どもたちの点数に差がつかないので、それでは入試にならない。

だから、何らかの差をつけるためにいろいろな工夫がされているわけで、だから、それを大学生が気が付かなくても不思議ではない。

ということは、親にとっても大変な部分がある。これが解けない、ということになると親としての権威が、みたいなことを心配されるかもしれないが、やがて子どもたちはいろいろな部分で親を上回っていくことがあるわけだから、別に気にする必要はないのです。

私は、お父さんやお母さんと子どもが勉強するときに、一緒に同じ問題を解いてみる、と良いと思うのです。

どの教科でもいいが、一緒に解いてみると、「結構難しいことをやっている」ということもわかるだろうし、子どもたちの成長も実感できます。それでもやはり親は大人だから、子どもたちよりできるところはたくさんある。

「え、まだ、できないの?」
ぐたい言ったって別にかまいません。(あまり、しつこくない範囲で)

でも、そうやって親と競争しながら問題を解くと、子どもたちは何よりもまず「楽しさ」を感じることが多いのです。

で、たまにお父さん、お母さんよりできたりすれば、さらにうれしい。

そうやって、少しずつ子どもが自分で考えたり、自分で覚えたり、ということができるようになってくれば、子どもが家で勉強しても何も心配はないことになります。
昔、中学受験の塾がなかったのは、子どもを遅くまで外に出す、ということがありえなかった、からです。

今はそんなことを心配する必要はない、と思われているかもしれませんが、本当はリスクはある。

だから、塾はなるべく数を少なくして、家で勉強する方が安心なのです。家で楽しく勉強できる方法を考えてあげるといい。

お父さん、お母さんと競争しながら問題を解く、という方法もそのひとつだと思います。

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理科や社会の記述問題
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普通部の入試の変遷
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ゲーム、やめる?


今のゲームは本当におもしろいだろうと思います。

最近はスマホでゲームができるから、電車に乗っていてもとなりの人が良くゲームをやっている姿を見ますが、まあ、おもしろそうだ。

大の大人がやっていて面白いと思うのだから、子どもたちが面白くないわけがない。

で、ゲームというのはやはり時間を忘れてしまう。

ゲームをやっていて、電車を降りそびれた、なんて話もあるぐらいですから、当然、子どもたちがやり始めると、きりがないところがある。

時間を決めたり、ゲーム機を預かったり、まあ、いろいろ工夫をするわけですが、子どもたちだっていろいろ考える。

受験しない友だちのところに行ってやったり、まあ、いろいろです。

で、以前、この時期にゲーム禁止令を出していました。

「6月1日から受験が終わるまですべてのテレビゲーム、パソコンゲームは禁止です。」

「えー!、そんな横暴な!」

みたいなブーイングがいっぱいでしたが、それでもひるまない。

今思うと、結構良い方法のような気もします。

結局、ゲームをやる限りにおいて、つねにゲームのことを気にしていないといけない、ということはあるわけで、まあ、半年ぐらいゲームがなくたって死にやしない。

これはクラス全員に課したことなので、みんなで守るみたいなことが何となくあったのも良かったかもしれません。

本当は自分でコントロールできればいいのだろうが、しかし、ついやっちゃう、というところがある。

まあ、本人が自分から「やらない」と言い出すのが一番、いいんですけどね・・・。

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水溶液に関する問題
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中学受験 算数オンライン塾

5月17日の問題
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終わるよりもできる

1週間の勉強の中で、例えばテキストを何ページ終わるとか、問題を何題やる、というような計画を立てる場合があるでしょう。

ただ、こういう計画の立て方は本当は危ない。

何が危ないのか、といえば、「終わる」ことに眼が行ってしまう。特に宿題になっていたりすると、とにかくやった、(つまり、できてもできなくてもやることはやった、みたいな感じ)になりやすいことです。

で、本当は何題やるか、ということはあまり問題ではない。

良く塾の基本プリントで例えばつるかめ算をやると、数字がちょっと変った問題が何題か続いている場合があります。

これも「終わらせる」ということに対抗する手段として考えられたのかもしれませんが、しかし逆効果になる場合もある。問題数が多ければ当然終わらなければいけないから、じっくりやるなんてことはできなくなる。

私は「何題やる」という目標はやめた方が良いと思います。

どうせ、目標を立てるなら「できる」とか「わかる」がいい。

つるかめ算であれば、つるかめ算がわかれば、そんなにたくさんの問題をやることはない、ということなのです。

勉強をやらない子のために、何とかやらそうとする余り、量で勝負してしまいがちですが、しかし、量をやらせると、ひとつひとつはいい加減になりやすいのです。

目標は「わかる」ということに切り替えて、数を減らす工夫をしてみてはどうでしょうか。

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質問で並ぶ塾
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ペットの世話
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「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)
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塾の回数


最近は、塾の回数が増えています。

この時期、6年生は最低で週3回。普通は4回、多いと5回。

5回って、塾に行かない日が2日かしかない、ということです。なぜ、こうなったかといえば、

「勉強しなさい」とお父さん、お母さんは家で言いたくないだろうなあ、

と塾が考えたからです。

市場調査があったかどうかは知りませんが、とにかく塾はそう考えた。

そうすると、なるべく塾で勉強してもらえればいい、という考え方になるから通塾回数が増えます。

ただ、その場合、本当はすべてを集合授業の形式にしてしまわない方が良いのです。だって、それぞれで理解度は違うから。それぞれが自分の課題を果たすには、やはり自習形式で先生が横についている、みたいなスタイルの授業がいいわけですが、まあ、あまりそうはなっていない。

結果としてインプットの日数は増え、自分で咀嚼する時間は減る、ということになります。

塾としては、これで他の塾には行かないだろう、という考えもあるのでなるべく日数を多くしたいと思うのですが、それは決してそうならないところもある。

それでも個別指導を頼んだり、ダブルスクールにする家庭が多いのは、実は問題が解決していないからです。

本人が自分なりに勉強できる時間が非常に少ないから課題は解決しないが、でも塾を増やすとさらに減るから、さらに解決しない、ということになりがちです。

ですから、家で自分で勉強する姿勢を早く身に付けた方が良いのです。これはできれば、言うことをまだ聞く、早い段階にしつけてしまった方が良いのですが、それでもうまくいかなければ、親が一緒に勉強すると、まあ、それなりに効果はあります。

ただ、うるさく言うと、「あっちいってて」みたいな話になりやすいので、なるべく楽しく勉強する工夫が必要になるでしょう。

いろいろ、やって見せてあげることもいい方法です。

ちなみに、昨日の展開図を組み立てると



ということになりました。

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グラウンドが大きい学校
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5月15日の問題
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実際にやってみる


2008年の早稲田実業でこんな問題が出たことがあります。

下の図1はある立体の展開図で、3つの・は半円の中心をあらわし、点線---は折り目を表しています。
この立体の体積を求めなさい。




実際に子どもたちにやってもらうと、スイスイと立体の見取り図を描く子もいれば、何がなんだかわからない、という子もいました。

そこで・・・

実際にこの問題用紙を拡大コピーして、そのまま切ってみた。

「ええ!!こうなるのか!」

みたいな声がたくさん、おきました。

実際に組み立ててみると、「なるほどねえ。」ということが起きます。

入試会場では切って組み立てられない。したがって、頭の中である程度考えなければいけないわけですが、その力はこういうことを実際にやってみた経験に裏打ちされることであって、何もやらずにいくら考えてもうまくいかない。

例えば立方体を切断する問題でも、円すいの展開図でも実際にやってみることで、頭の中で組み立てる素地が生まれます。

だから、どんどん作る。

はさみとセロテープは大いに使いましょう。

大きくした展開図を用意しましたので、ぜひやってみてください。

ちなみに正解はこちらに掲載しています。

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第135回 基本問題と応用問題
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何かアピールポイントはないか?
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慶應進学オンライン
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まずは、何か成功しよう

今の子どもたちは、とにかくいろいろなことをやらなければいけない、状況になってきています。

組み分けテストがあるから、どれかの教科をちょっとお休み、みたいなことができない。

ただ、いろいろなことをやるということは、どれもこれも十分に理解できた、ということになっていない可能性があるのです。

もう、進みながら何とかする、ということしかないわけですが、だれもがそんなに器用にやり切れるとは限らない。

むしろその忙しさやめまぐるしさにかえって自信を失う場面は多いかもしれません。

だから、本当は立ち止まる必要がある。

うまくいかなくなったら、どこがうまくいかないのかを見つけ出し、それを一回やりなおしてみる。

そして、成功するべきなのです。

一つの成功体験は、「自分でもやれる」という自信が生まれる可能性がある。

その可能性が理解できれば、ある意味態度は積極的になってきます。

あれもできない、これもできない、ということになると、なかなか勉強に対して積極的にはなれない。だから、一度足を止めて、とにかく成功することです。

遠回りになるようでいて、その方が近道ということはあるものですから、足を止める勇気を持った方が良いでしょう。

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平面図形の問題
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5月13日の問題
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応援団長を買って出る子

運動会のシーズンです。

本来、運動会は秋がシーズンなのですが、学校行事が重ならないように、というのでこの時期に運動会を持ってくる学校が増えてきました。

6年生は最高学年だから運動会の運営で、役割を負うことが多いわけですが、その中に応援団長、というのがあります。

これはまあ、みんなを指揮して応援合戦をしたり、いろいろパーフォーマンスを見せたりするので、確かに見ていてカッコイイと思う子どもは多い。

いよいよ6年生になって、これを買って出てくる子もいるでしょう。

しかし、そうなると朝練があったり、あるいは午後も打ち合わせやその道具作りがあったり、ということで結構遅くまで学校にいる。

本人は張り切ってやっているが、もともとそれほど体力がある小学生ではないので、当然、それだけ疲れれば勉強に差し障りも出てくるかもしれません。

しかし・・・


せっかくそういう機会を得たのならば、これはこれで子どもの成長につながることなのだから、それこそ応援してあげるべきではないでしょうか。

確かに勉強時間は減るかもしれないが、その分子どもが得るものは決して小さくはないのです。

「受験生なんだからね、応援団長はダメよ!」

とか言わないで、本人のがんばる姿をしっかり見守ってあげてほしいと思います。

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雙葉は2月1日だが横浜雙葉は2月2日になる理由
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5月18日(日)東京私立中学合同説明会
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