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終わるよりもできる

1週間の勉強の中で、例えばテキストを何ページ終わるとか、問題を何題やる、というような計画を立てる場合があるでしょう。

ただ、こういう計画の立て方は本当は危ない。

何が危ないのか、といえば、「終わる」ことに眼が行ってしまう。特に宿題になっていたりすると、とにかくやった、(つまり、できてもできなくてもやることはやった、みたいな感じ)になりやすいことです。

で、本当は何題やるか、ということはあまり問題ではない。

良く塾の基本プリントで例えばつるかめ算をやると、数字がちょっと変った問題が何題か続いている場合があります。

これも「終わらせる」ということに対抗する手段として考えられたのかもしれませんが、しかし逆効果になる場合もある。問題数が多ければ当然終わらなければいけないから、じっくりやるなんてことはできなくなる。

私は「何題やる」という目標はやめた方が良いと思います。

どうせ、目標を立てるなら「できる」とか「わかる」がいい。

つるかめ算であれば、つるかめ算がわかれば、そんなにたくさんの問題をやることはない、ということなのです。

勉強をやらない子のために、何とかやらそうとする余り、量で勝負してしまいがちですが、しかし、量をやらせると、ひとつひとつはいい加減になりやすいのです。

目標は「わかる」ということに切り替えて、数を減らす工夫をしてみてはどうでしょうか。

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