ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅の時には上体をいかに力を抜きリラックスするかが大切

2009-01-14 08:22:52 | 座禅
 座禅を行う時に、一番大切なことは、肩の力を抜きいかにリラックスするかです。 お尻から頭のてっぺんまで、まっすぐに直立させます。 お尻全体でゆったり上体を受け止め、足の膝はあくまで、直立の状態を補足的に支持するだけに、とどめるべきなのです。

 然るに禅宗の作法ででは、お尻と両膝の3点で支持しなさいとあります。 高校時代に物理の授業を思い出せば、すぐ分かることですが、3角形の3点に力がかかれば、当然重心は3角形の中にできます。 上体はまっすぐに維持しなければならないのに、重心は上体の芯ではなく、両膝とお尻の中心との間にあることになり、状態を少し前傾姿勢にしないと、成り立ちません。

 3点で上体を維持することによって、本来はいかに力を抜くかに視点を置かなければならないのに、実際はどこかに力がかかってしまい、長く胡坐を組んだ座禅はできなくなります。 苦痛の中で座禅を行うことになってしまいます。

 禅宗の作法では、私は作法だけが一人歩きしてしまって、何故そのようにしなければならないかの考えを、述べてないことがあります。 

 座禅の時の座り方は、私が述べているように、お尻全体でどっかりと座り、あくまでも両膝は上体がいつまでも直立できるように、ふらふらしないように補足的なものとして、あるべきものと感じます。 そんなことをいつも深夜に行う座禅の雑念の一つとして、感じることなのです。


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