ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

薬さえ飲みたくなくなる脳内伝達物質の異常がある方と一緒に座禅を行う

2017-04-08 04:23:37 | 

先日、半年ぶり異常になって、脳内の伝達物質の異常から何も考えたくない何もしたくないと云う症状になり、連絡が取れなくなってしまう仕事仲間から電話があり、薬だけに頼るのではなく、自らが治すために何かを実践する必要性を話した結果、集会所の和室を利用して出前座禅を行うことになりました。

和室で座布団に座り、先ず座り方について話しました。 リラックスして上半身を、頭のてっぺんを天から引っ張られているように維持して座り、胡座は結跏趺坐に拘らず、普通の胡座で良いと話しました。 舌は上の歯の付け根にそっと付けます。

深呼吸の要領で大きく息を吸ってから、出来るだけ長く吐きます。 吐く時にはイメージで体の中へ吐き入れるようにして吐きます。 吸う、吐くが出来るだけ自然の流れになるように意識します。

一般的な禅宗の腹式呼吸や逆腹式呼吸とは違う、私独自の深呼吸の要領で行う呼吸法の説明を行いました。 部屋の灯りを消して真っ暗闇の中での座禅です。

友人によれば脳内の伝達物質の異常は、20年以上は続いているということでした。 精神科医の処方する薬を服用する内に、自分に合った薬を服用するようになったと云うことですが、困ったことに1年に一度は症状が現れ、その時には薬を飲む気力も失せるとのこと。

何もしたくなくなって、もちろん考えることも出来ません。 ただ布団に潜り込んで寝るだけの状態になってしまうようです。私が友人の病の異常さを知ったのは、今度で3回目ですが、これまでの2、3ヶ月をはるかに超える半年以上続いたのが、今回でした。

不思議に思うのは、鬱病とは違い、治って終えば普通の生活に戻ることです。 友人には私の呼吸法を、頭で考えるのではなく、ひたすら毎日、半身浴で入浴した後に、部屋を真っ暗にして1時間長く吐く呼吸を続けて欲しいと話して、後にしました。