ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かを探求する私を導いてくれたものは何かー2

2012-03-24 07:30:26 | 座禅

 大学の泊まりがけのクラス会で、千葉に住む級友が、今度、私の住む近くで、静功の会が開かれるので参加するという声かけをしてくれたのです。 そのころ私は、心臓付近で何となく違和感を感じ、知り合いの看護婦さんに問合せをして、近くの総合病院の先生を紹介するという話まで聞いていました。

 足の付け根にカテーテルを入れ、心臓をチェックし場合によれば、治療まで行うことになるということを、ネットで検索し頭に入っていました。

 そんな時に友人からの話が出て、気功は体に良いらしいということは、何となく分かっていましたので、参加料も結構高かったので、迷いました。 結局、思い切って参加することにしたのです。

 生まれて初めて胡座を組んで、真っ暗闇に中で1時間、静功(座禅)を行いました。 日本気功協会編の気功の基本という本を、とりあえず読んでおきました。

 その会の先生は、子供の頃から気功を行なっていた中国からの留学生でした。 意念派と呼ばれる流派に属する方でしたが、いま振り返ってみれば、教え方は必ずしも上手というわけではなく、私自身は、その方の指導通りにはせず、無我夢中で、吐く息だけを出来るだけ長く吐く呼吸を行なっていました。

 息を吐く時には、空手の極真会の創始者である大山倍達さんの自伝映画「空手バカ一」の演武で行なっていた、息を体の中へ吐くような息音をたてる呼吸を、行なっていたのです。

 すると頭のてっぺんにある百会が活性化し(後でわかったことですが)、電子の輪の帽子を被ったような感覚になったのです。 生まれて初めて行なった1時間の静功(座禅)でです。