ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

触れ合う親指先に力がかからないように留意するー法界定印

2012-03-15 07:02:56 | 座禅
 座禅を行うときには、手で輪を作るようにする法界定印をする場合が多いようです。 私は長い間、両手を上に向けて重ねる手印で、行なっていましたが、今は法界定印にしております。

 上半身だけは、まっすぐ直立させるように維持しますが、これにも筋力は働かないようにします。 体のどの部分にも、筋力や力が入らないように、心がけます。 基本的には力を抜く、力が抜けるような状態を作ることが、大切なのです。

 従って、法界定印を行うときにも、ややもすると親指先に、力がかかっていることが、あります。 特に親指の爪は、きちんと切っておくことが大切です。
あまり意識しすぎることはよくないのですが、触れ合う親指先にも、力がかからないことに留意します。

 膝の上に置いた両手でつくる法界定印の手印は、ちょうど下腹の臍下丹田の前あたりで輪を作ります。 時として輪を通して、宇宙の気が臍下丹田に入って行くのを、感じることがあります。