ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

子供の頃から長く吐く呼吸の癖をつける

2012-03-21 08:13:03 | 逆腹式呼吸

 表題のコメントがありましたので、改めて考えてみました。 今までは大人の方を対象にして、ブログを書いてきました。 子供の時に吃りを治すために、お医者さんから勧められて始めた政木和三さんの長息法。 それを思い出しながら。

 政木さんの長息法は、鼻から吸って口から出す呼吸法です。 また、途中に息を止めたりしますが、私は途中に息を止めたりしないほうがよいと思いますので、お勧めしません。

 呼吸を始める前に、とても大切なことは、肩の力を抜いて上半身を、頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで、維持することです。 椅子に座っても立っても、座ってもです。 決して、姿勢を良くしようとして、反っては筋力が働きますので、気をつけます。

 両手は手の平を上に向けて、膝の上に重ねておきます。 深呼吸の要領で、大きく吸ってゆっくり長く吐きます。 吐く時だけ、イメージで体の中へ吐きます。 吐く息が体の中へ入って行くのを実感するために、息音が聴こえるように吐きます。 息は実際には鼻から出ていますが、そのことは一切忘れます。

 体の中へ吐く息が、喉のあたりから胸に入り、胃を通り下腹に息が入って行くのを、追うようにして吐きます。 そのことだけに意識を集中します。 この呼吸をひたすら続けます。

 この逆腹式呼吸を続けていけば、気の通り道の経絡を刺激し、経絡と絡み合うように流れる神経の腺を刺激し、微細な神経が集中する脳細胞を刺激し、脳細胞の死滅率を軽減するとともに、脳の開発率を高めます。

 子供の場合は、少しずつ呼吸を行う時間を、延ばしていきます。 5分、10分、15分と延ばしていき、最終的には1時間行えるように、したいものです。
多分、将来、学習塾に通う必要も、なくなることでしょう。 子供は、繰り返し行うことは、大人のように苦ではありません。