ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

長く吐く呼吸をしながら体の微妙な変化を楽しむ

2011-10-13 07:44:59 | 座禅

 口を閉じ鼻だけで呼吸します。 体操の時に深呼吸を行なったことを思い出し、大きく吸って吐く時に、出来るだけ長くゆっくりと吐きます。 鼻から息が出て行くことを一切忘れ、長く吐くことだけに意識を集中します。

 全部吐ききろうとすると苦しくなりますので、そのちょっと手前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。 吸う吐くの呼吸は無理をせず、出来るだけスムーズに、自然に行なえるようにします。

 出来るだけ長く吐こうとすると、自然と吐く息が体の中へ入っていく感覚になっていきます。 否、体の中へ入っていくほうが、長く吐くことが出来るのではないかと、私自身は感じております。

 意識しなかった呼吸を意識し、また出来るだけ長く吐く呼吸を行うことによって、私達は今までとは違った感覚を得ることになります。

 長く吐く呼吸を行うことによって、体に微妙な変化を与えることになります。
この呼吸に慣れるに従い、そのような感覚を得ることが出来るのです。 見えないものでも、自分自身が感じるものがあるのです。

 そのような感覚に驚かないためにも、いつも自然の摂理に従い、自然の動きに任せる気持ちを、いつも持っていることが大切なことです。