ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を楽しむー先ず集中力を高める

2010-10-19 08:21:18 | 座禅

 坐禅というと誰もがすぐに、無心になるんですか、といいます。 無心、無欲に簡単になれれば、どうということはないのですが、そうは問屋がおろしません。 無心になる前提として、まず雑念が起きないように、意識を集中することが必要なのです。

 意識を集中する方法として、ひたすら数を数える数息法と、ひたすら吐く息に集中する方法があります。 友人は数を数えながら、ひたすら歩いたという方がおります。 私は数息法を行ったことがありませんので、ここでは吐く息に意識を集中するやり方を記述します。

 私達は生来、呼吸を意識することはありませんでしたが、特に吐く息を意識することによって、意識は集中できます。 吐く息をできるだけ長く吐きます。 全部吐ききろうとしますと苦しくなりますので、そのちょっと手前で止め、また大きく息を吸います。

 吐く息はイメージで体の中へ吐きます。 吐く息が体の中へ入っていくのを実感するために、息音が聞こえるように吐きます。 体の中へ入って行く息を追うようにして、意識を集中します。 喉から気管支を通ってお腹から下腹の臍下丹田にいく息を、追うようにしてゆっくり吐きます。 

 上記のようにやってみれば、意識は吐く息だけに集中できることが、確認できると思います。 実践してみてください。