ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

いつも無意識に呼吸するように気の呼吸を行う

2010-10-04 16:46:01 | 胎息

 私は最近では、座禅の時にはいつも胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)で行なっています。 静かに椅子の座って仕事をしている時や、胡坐をかいてテレビを見ているときなどは、気がつくと肺呼吸をしていないことがあります。

 体を動かす時には、運動エネルギーが必要になってきますので、自然と肺呼吸を行うのですが、静かにじっと映画を見ているときにも、胎息で見ていることが多いのです。

 呼吸というのは、意識する呼吸を行ったとしても、それが日常的になってくると、無意識にその呼吸ができるようになるものです。

 下腹にある臍下丹田から発した気エネルギーは、小周天という形で、体の後ろにある督脈を通り、体の前部の任脈を通って、体の上半身を一巡します。 その気の通る路-経絡は、神経の線に沿って流れているため、微細な神経の線が集中する脳を、日常的に刺激します。

 いつも不思議な感覚になるのです。