ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

親をみて子は育つといいますが-15

2005-10-29 10:41:50 | 自分
 事務所勤めをやめる前後に、行きがかり上、生協の理事長を2年つとめることになりました。 事務所勤めをしながら、当時の農林省に現場に行ってきますと言いながら、組合員の方たちと食品添加物のことなどで話し合いに何度か足を運んだり、北海道の遠軽のジャガイモ生産者のところまでいったりしておりました。
 仕事柄、私自身は一人では何もできませんので、どのような仕組みであればみんなが自分の能力を十二分に発揮してもらえるだろうか、をいつも考えておりました。 誰もが気軽く参加でき、経済的にも負担が軽減できるような委員会制度を作り上げ、参加することで出席手当てをお支払いすることもしてきました。
 常時勤務する専従職員に全ての運営を任せるのではなく、組合員も自らそこに参加できる構造にしました。 自分の周りには悪い人間はいないという環境に育ったせいか、その後、事務所勤務をやめて独立したときには、人を信用することしかしなかった人間が、人に騙されるという授業料を払うことにもなりました。
 静岡蒲原と湯河原のみかん,伊豆の卵、富士高原と千葉の学校施設の実験農地、所沢の黒豚、山形の牛とさくらんぼ、秋田雄勝町のりんご、北海道遠軽のジャガイモなどの生産者の方たちと実際に現地にいき、交流を深めることにもなりました。 台所をしない人間が台所の設計ができるはずはないという批判が、出てきたのもその頃でしたが、ご婦人方のご意見を聞く中で、そのようなことも実感できたことも事実です。