ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

親を見て子は育つといいますが-10

2005-10-24 10:26:53 | 自分
 畳からでたダニについては、行きがかり上、2人で調査をはじめたばかりに、すぐ上の2階のご主人がダニ対策委員長ということで、分譲と賃貸の方たちが一体になって、都と公社を相手に戦うことになりました。 私が事務局をすることになり、各家庭から回収した調査用サンプル(一晩、セロテープを畳の縁につけておき翌朝それを提出してもらう)を、顕微鏡で見ることになりました。
 粉ダニそのものは、むずがゆいだけで悪さをしないのですが、その粉ダニを食べて成長する爪ダニ(別名エロダニといい、子供とか女性の柔らかい肌を刺し、痛いのなんの)も顕微鏡で覗くことになりました。 毎晩のようにダニ対策のための会合があり、とても疲れ果てる中で2番目に生まれる子の準備をすることになりました。 
 翌年生まれてきた長男には申し訳ないことに、人間、疲れきった状態での生まれる準備と言うのは、余りよいこととはいえません。 それだけはまずいなと今でも思っております。
 畳は結局、夏の間は畳屋さんに持っていってもらい、ござを引いて過ごすことになり、秋になってやっと畳の生活ができるようになりました。 畳は高周波処理をして畳の中にいるダニを抹殺するのですが、処理前の畳と処理後の畳がきちんと分かれている訳ではなく、処理前にいるダニが処理後の畳に浮遊してきて、生乾きのわらの畳が梅雨時の適当な温度と湿度の中で、ダニが繁殖してしまうというのが結論でした。 ねずみ算というのもありますが、ダニ算はその比ではありません。 どちらかというとノンポリであった私は、住民運動をすることになり、そのことを通して多くの人を知ることにもなりました。