らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

宇井眞紀子写真展 『息の緒』 オリンパスギャラリー東京

2021年06月29日 | 展覧会

昨日は、オリンパスギャラリー東京に宇井眞紀子写真展 『息の緒』 を見に行って来ました。

いつもの外観。

入り口の脇。

会場内の様子。

宇井眞紀子さんと平林達也さんのお二人です。

 

最終日の終了間際にお伺いすることができました。
 
 
私は持ち物としての家に興味はありませんが、そこで過ごした時間というのは家を含めた物と共にあるのでノスタルジーそのものです。自分の歳と合わせてセンチな気持ち(もしかして死語?)になる写真展でした。タイトルも素敵です。
 

お二人とも精力的に活躍されているので、このブログでの登場回数は多いです。(笑) 直近では昨年の「アイヌ、100人のいま」の時、お二人揃って(お邪魔虫?付き)の写真はこちらにありました。


イラストレーター 安西水丸展 世田谷文学館

2021年06月18日 | 展覧会

昨日は世田谷文学館に『イラストレーター 安西水丸展』を見に行ってきました。前回ここを訪れたのは一年半ほど前のこちら

いつもの入り口です。

中の様子、その1

中の様子、その2

中でも見たかったのがこれ、カメラです。(笑) カメラとそれで撮られたであろう写真たち。

実はホームページにこんな写真が上がっていました。これらの写真がプレスキットいわゆる宣材写真ですが、あちこちのニュース(例えばBT)で目にして気になっていたのです。嫌いなイラストレーターではないし、カメラも見てみたいし、20日に村上RADIOで取り上げられると言っていて、それを聞いた若者で混むのもイヤだし(笑)、しかもなんとタイムリーなことにデジカメWatchに赤城耕一さんが『再検証、ライツミノルタCL』を書いていて、色々と重なったのでこれは行かねばと思った次第です。

そのうちの一枚をアップにしてみました。オフィシャルのツイッターによれば場所はケープコッドとのことです。

同じところをブルーインクでも描いています。写真とは立っている位置が違っているので、写真から絵を描き起こしたわけではなさそうです。

で、同じ陳列箱の中に本人による旅の携行グッズの解説とイラストがあります。その中にはミノルタのTC-1(カメラ)のイラストもあります。ライツミノルタCLとTC-1、安西水丸はミノルタファンとみました。で、(で、が多い:笑)・・・

もう一回この写真を見直してみると・・・画面の両脇が暗くなっています。これはレンズの特性で周辺光量が落ちているのですが、画面が三分割されたようなこの写真・・・CLで撮影したものではないかも・・・ブルーインクの絵と比べても(比べなくても)ワイド(広角)だし、これはTC-1で撮影されたのでしょう。(TC-1の周辺光量落ちは有名)

ちなみに展示してあるカメラに着いているレンズの焦点距離は40mmでTC-1は28mmです。

ドイツの会社のライツ社と日本のミノルタが組んで出来たカメラです。

ストラップ以外はフィルターなど全てミノルタの純正品です。見えますか?レンズの下のOLTAの文字が。OLTAの前にはMINの文字があるはずです。(多分)

私もこうしたファッションが好きですが、意味の無い、それでいて素敵なピンバッジというのがあまりありません。いったいどこで見つけてくるのでしょうか? 企業の広告もイヤだし、なんとなくストーリー、意味を持たせたものも嫌いだし、メッセージ性の無い素敵なアクセサリー希望します。(笑)

展示室に8ヶ所水丸さんが隠れていますが・・・とあるのですが、これが一番見つけにくかったです。

文学館には《ほんとわ》というライブラリーが併設されていて、ブックリスト、「本と輪 この3冊」(特集:安西水丸)というコーナーがあって、色んな人(6人:笑)が3冊解説していました。(ホームページに出ています)

同じく1階にあるイベントスペースは絵本のイラストを使ったタペストリー?が下がっていました。子供が喜びそうです。

同じく喫茶室があるのですが、ランチはそこでいただきました。その入り口には世田谷らしくゴジラの着ぐるみとムービー用のキャメラが展示してありました。

カメラのそばまで近寄る事が出来ず、また撮影する角度が限られるためレンズ銘までハッキリとは読み取ることはできませんでした。ですが、写真を拡大するとCINE FUJINONの文字が見えました。

 

いやあ、楽しかったです。チャチャチャっと見て帰ろうと思ったのですが、懐かしいのもあってじっくり見てしまいました。本人がデザインしたわけでは無いのでしょうが、展示も遊び心があってその上大変凝っていて面白かったです。

 

帰りは電車が学生の下校時刻にかかってしまい、大変密で、騒々しかったです。(笑)

 

追記

この写真、本棚が曲がって見えませんか? 上の部分を見ると顕著なのですが、タルのようにコンベックスです。(意味不明) 実は、今回いつもとは違うレンズを持っていきました。それというのもいつも持っていくのがワイドなレンズでモノをアップにして引き寄せる効果が無いので、今回は少し長めのレンズを持っていきました。何がしたかったのかといえば件のカメラを大きく撮りたかったからです。

 

それは辛うじて上手くいきましたが、実は何故かこの展示スペースだけ微妙に暗いのです。しかもアクリルのボックスで囲われているために光源や自分は写り込むし影は落ちるしで、撮影する場所が限られるのです。何か光から守らなければいけないものがあったかなぁ?と不思議でした。で、長い玉で暗いときたら手ブレが多く、撮影に結構苦労しました。(笑)

 

ま、それはさておきタル。(笑) フォトショップでレンズのプロファイルが自動で当たっているはずですが、当たっていないのかなと思い確認をしたらやはり外れていました。(笑) で、当ててみたのですが、変化がありません。どうやらそういうことのようです。(泣)

 

今回持って行った玉はLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.と言いますが、35mm判(いわゆるフルサイズ)換算で24-120mmです。

 

写真(カメラ)ネタでもうひとつ。大昔、ニコンからEMというカメラが発売されましたが、販促品としてEM IMAGEという冊子が配られました。その表紙のイラストが安西水丸によるものでした。

 

追記

上にあるこの写真・・・問い合わせが多かったらしく、キャプションが追加されました。「意味の無い、それでいて素敵なピンバッジというのがあまりありません。〜中略〜 企業の広告もイヤだし、なんとなくストーリー、意味を持たせたものも嫌いだし、メッセージ性の無い」云々と書きましたが、意味やメッセージはともかく、メーカのもののピンバッジでした。(笑)

 

 

 


皇居東御苑

2021年06月16日 | 日記

昨日は、前回に引き続き昼休みに皇居東御苑に行ってきました。

今回は前回よりもさらに長めの玉を持って行きました。

逆に全体の写真が撮れていないのですが、ハナショウブはそろそろ終わりの予感です。

花がなくても葉っぱだけでも綺麗です。

前回、富士見多聞(櫓)に行って来たので今回は富士見櫓の方に行って来ました。中に入ることはできませんが、割と近くまで行けます。が、見る角度が固定されるので、屋根の上のしゃちほこ?なんだかよく分からない状態でしか見ることができません。(笑)

ハマナスの花も終わりで、実ができていました。ですが、食べるにはまだ少し早いようです。

皇居東御苑を北桔橋門から出て、代官町通りに架かっている歩道橋の上から毎日新聞社の方を見たところ。いつも車はガラガラですが、これだけ望遠で引き寄せると車がいるのがわかります。

Mainichiの文字を写したのですが、屋上に人がいました。EVFだとそこまでわかりませんでした。

新しいビルが出来る度に背が高くなり、スカイツリーが見えるところも限られて来ました。

梅雨入りしたばかりですが、もう明けたようです。(笑)

私が子供の頃からずっとある科学技術館。1964年竣工だそうです。コロナの影響で見学は要予約ですが、ミュージアムショップは何もなしで入れて買い物ができます。

機動隊が近いからなのか、はたまた皇居が近いからなのかパトカーはよく停まっています。バックのボケ、うるさいですね。

 

皇居東御苑は土日を開ける代わりに金月が休みになります。前回来たのが先週の火曜日。水木と会議やら何やらで昼休みに抜けるのが難しく、土日は会社が休みなので都心までは出て来ません。そして一昨日の月曜も休みで、ようやく昨日出かけて来たというわけです。なので丸々一週間間が空くわけですが、さすがに花は少なくなっていました。また来年です。

 

長い玉というのはLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.というレンズですが、35mm判(いわゆるフルサイズ)換算で200-800mmとなります。これが手持ちで使えるのですからすごい世の中になったものです。

 


第一回 写真光学研究会 写真展「ダブルガウスとその変革」 JCIIクラブ25

2021年06月12日 | 展覧会

昨日は第一回 写真光学研究会 写真展「ダブルガウスとその変革」をJCIIクラブ25に見に行ってきました。

JCIIクラブ25に行くのは先週に引き続き立て続けです。はじめ4月末から5月頭に開催される予定の写真展でしたが、宣言の延長を受けて開催が延期されたためです。

写真(作品)よりも先に歴史の解説が先に来る珍しい写真展です。

会場の様子

もう一枚

私は色々とある写真の中でもアルバン・クラークが特許を取ったダブルガウスのレンズで撮られた写真に興味がありました。

もちろんホレース・ウィリアム・リー( Horace William Lee )が特許を取得したダブルガウスのレンズ通称Opicで撮影された写真にも興味がありました。

 

「ノン・ライツRF友の会」から改名後、初の写真展。今回のテーマは古今東西ダブルガウス型レンズで撮影した写真で、希少なレンズから大衆機に至るまで、その進化と拡張の光学史を7名の会員が自由に探求した作品、約50点を展示。とあります。

 

特に説明は避けますが、ダブルガウス縛りの写真展です。今回の写真展とは関係ありませんが、この他にもトリプレット縛りで写真展をされている方たちもいらっしゃいます。

 

Opic(通称?)はよく写りますね。オリジナル?最初期のプラナーはややアレなレンズですが(笑)、それを見て、改良を施す、使い物になると思ったH.W.Leeはさすがです。(上から)

 

アルバン・クラークとかOpicで撮影された写真を見るのは初めてかなぁ? Opicはともかくアルバン・クラークは初めてでしょう。(自分のことながら記憶にない)
 
 
撮影されたご本人から解説もして頂き大変為になりました。そんな訳で(どんな訳?:笑)Opicがダブルガウスの中興の祖と教えて頂きましたが、私はそれ以降続くレンズのことを考えるとなぜか尾形光琳を思い出し、それらは琳派だと思いました。となるとオリジナル・プラナーは俵屋宗達です。(意味不明)
 
 
会場にはOpic以降のレンズで撮られた写真というのももちろんあるのですが、その全てがフランス製のレンズというのも面白かったです。ガラスのせいなんでしょうか?
 
 
他の方の他のレンズでの写真も素晴らしかったのですが、私のメモリーが足らなくなるので、アルバン・クラークとOpicの話だけで許してください。(笑)
 
 
おまけ
宮澤孝一作品展「鉄道写真モノクロ傑作選」、前回来た時に見ようと思ったのですが、話が込んで時間に余裕がなかったことと、人気の写真展らしく人が大勢いた(土曜日というのもあるでしょう)のでパスしました。今回ゆっくりと拝見しました。
 
 
なんと、会場でいつも行くお店の常連さんにお会いしました。(笑)

 

 

 

 


皇居東御苑

2021年06月09日 | 日記

昨日は昼休みに皇居東御苑に行ってきました。去年の12月からズーッと閉まっていたのですが、昨日から再開するとのことで出掛けてきました。

結構いい感じで咲いてます。昨日は東京で真夏日とのこと。あまりの暑さのせいでしょうか? 人はまばらです。

今年は少し長めの玉を持って行きました。

虫もたくさんいました。

本丸。新嘗祭が終わって元通りに戻っています。

芝刈り中。

カラスがたくさんいますが、何があるのでしょう?

さすがにクルメツツジはおしまい。

かいこうずは五分咲き?かな。

アジサイもこれから。

昨日は富士見多聞(櫓)にも行ってきました。これはグーグルマップからですが、画面中央の白い横長の建物です。

その富士見多聞からお堀の反対側の乾門通りの局門の方を向いたものですが、木に邪魔されて局門が隠れてしまいました。

グーグルマップで上から見ると新嘗祭の新嘗宮が工事中の様子が捉えられています。

帰りは北桔橋門から帰りました。昨年同様ガラガラで気持ちが良いです。ちなみに昨年はこちら

 

この後清水門を抜けて、千代田区役所の中にあるさくらベーカリーでパンを買って職場に戻りました。

 

緊急事態宣言が延長されてクルメツツジを見るのは無理だなと思いました。今回もなかなか再開の情報が出なくて、二の丸のハナショウブも見られないのかと半ば諦めていたら、いきなりの再開、ホームページの更新となりました。

 

とにかく間に合ってよかったです。

 


内藤明写真展 「rays」 JCII クラブ25

2021年06月06日 | 展覧会

昨日は、私の恩師である内藤明先生の写真展「rays」に出かけて来ました。昨年はコロナのため新作ではなくレトロスペクティブな展覧会が安曇野でありました。その前(2019年)はこちら

ステートメント・・・ブレてしまいました。ここ、前にも書いたかもしれませんが、思いの外暗いんです。

会場内の様子。

DMの写真の前で、ご本人です。

階段途中の案内板。今回、会場を二分したもう一方のスペースでは、内藤先生の教え子である渡辺一城さんが写真展 「Buena Vista」を開催しています。

神楽坂で途中下車して・・・

御茶請けに手土産を買いました。

 

この時期決算で会社が忙しい上に、会期が短いので今回はお伺いできないかもと思ったのですが、拝見することができ良かったです。
 
 
帰りも神楽坂までブラブラしながら帰ったのですが、すごい人出でした。お土産に肉まんを買って帰りました。
 
 

 


有休消化 お散歩

2021年06月01日 | 日記

昨日は有休を取って街をブラブラして来ました。(笑)

行った先は荻窪にあるカメラのさくらや。

 

働き方改革の関連法、労働基準法第39条7により最低5日間の有給休暇の取得が義務付けられたのが2019年。出かけることができればこんなのは何でもないことなのですが、労働と休暇の境界がぼやけている今、なかなか休暇を取るって難しい。けど、罰則もすごいし、何より法律なのできっちり守ります。

 

一昨日が子供の二十歳の誕生日だったこともあり、酒をたくさん飲むのではないかと・・・(笑) なので、昨日はその休養日に充てようと・・・土日月と3連休になるし・・・などと色々とスケべなことを考えながら休みを取りました。

 

ここの所運動不足なこともあり少し遠出をしようかと・・・でも無目的に歩くのもつまらないし・・・ならば中古カメラを見にカメラ屋に行こうと・・・でも不要不急なので電車に乗るのも憚られる・・・近所のカメラ屋は近過ぎて運動不足の解消にならないのと予約制なので却下・・・てな訳で自宅から二駅先の荻窪のカメラのさくらやになりました。

 

事前の調査では自宅からお店までは徒歩で49分と出ましたが、実際には40分。ウロウロしなければもう少し早くなりそうです。

昨日のお供はカメラがBESSA-R2SにレンズがNIKKORの3.5cm F1.8(Sマウント)です。

 

やってしまいました。(笑) これには専用フードが着いていたのですが、どこかで落としてしまいました。フードの着いた勇姿を取っていないので、これが最終形です。(爆)

 

カメラ屋を見学した後に同じ道を戻りましたが、見つかりませんでした。(泣)

 

いやぁ、久しぶりにやってしまいました。3.5cmのレンズフードはいわゆるスナップオンでして、このレンズに限らずニコンのスナップオン・フードはよく飛ぶんです。(笑) スナップオンあるあるで、気付くと無くなっているんです。昔は気が張っていて気を付けていたんですが、最近はバヨネット式のフードが主流なのでボケていました。しかも悪いことにヘッドフォンをして音楽を聴きながらルンルン(死語)で歩いていたのでフードが落ちた時の音に気付くこともありませんでした。(爆)

で、もう一つのあるあるネタが・・・フィルムカメラとデジタルカメラ両方を持っていくと・・・デジカメしか使わない・・・ましてやレンジファインダーなんて・・・自分には向いていないんだと思います。

 

昔はね、これでも色々と努力したんですよ。(笑) でも、デジカメって昔に欠点だったところを潰してきたじゃないですか。だから当然なんですよ、デジカメが使いやすいのは。覚悟としては今日はフィルムカメラしか持って出ないようにしないといけません。

 

写真は新品を扱う店舗ですが、中古を扱うもう一方のお店にも行き、落としたフードを探しつつ、家に帰りました。帰宅後、昼食をとり、街にボロボロになった靴を新調しに出掛け、夕方からビールを飲みました。見損なっていたドキュメンタリービデオも全部見てスッキリした非常に有意義な良いお休みでした。