らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

コンタレックス用 Tripod Extension 久々のホロゴンネタ

2023年06月25日 | ホロゴン

発掘しました。12年前にこのアダプターのことを書きました。その後eBayで購入したのですが、ちょっと行方不明になっていました。

ZEISS IKONの文字が。

反対側

実はこれ、三脚穴の位置をずらすためのものです。本当はコンタレックス用のアクセサリーなのですが、私はコンタレックスを持っていません。なので、コンタレックスのボディーを流用して作られたホロゴンウルトラワイドで示しています。ホロゴンは画角が110度もあるのでこんな事をしたら足元、このアクセサリーも三脚の雲台もすべて写り込んでしまいます。その意味ではトマソン、無用の長物です。

コンタレックスのボディー底面はこのようになっています。

もう一枚。

フィルム交換はこのように裏ブタをずらして分離させる方式で、ニコンのSとかFと同じ方式です。

裏ブタの写真です。着脱方式はニコンと同じですが、三脚穴が裏蓋側に無くボディー側にあるために、裏ブタはこのようにU字型に切れています。

同じ角度からの写真でした。(笑) で、コンタレックスで三脚を使用して撮影する場合、フィルム交換をする時にいちいちカメラを三脚から外さなければなりません。

そこでこのアダプター。

三脚穴の座金と同じ形状をしています。

で、三脚に着けたまま裏ブタを外すことが出来るようになります。

はい、この通り。

ホロゴンウルトラワイドに付属のグリップと同様に三脚ネジの前後にピンがあって、回転しないようになっています。

 

三脚使用時のフィルム交換を容易にするためのものでもありましたが、撮影途中のフィルムを交換できる裏蓋というモノがコンタレックスには存在するのですが、それを使用する時にも必要なアクセサリーです。

 

久々のホロゴンネタと書きましたし、ジャンルもホロゴンに分類しましたが、ホロゴンでは使う事の出来ない(正確にはきちんと機能しない、実用的ではない)アクセサリーでした。(笑)

 

あ、あとTripod Extensionと書きましたが正確かどうかわかりません。検索する時にTripod AdapterかTripod ExtensionにZEISS IKONを付けないと出て来ませんでした。

 

 


ホロゴン レンズキャップ

2014年11月13日 | ホロゴン

ホロゴンのレンズキャップといっても以前紹介した15ミリのものではなくて、今回はコンタックスG用ホロゴンのそれです。

こんなキャップなのですが、コンタックスGがシルバーだった事もあってキャップも同系統の色です。当たり前ですがこれで用は足りています。何の問題もありません。

なんですが、黒いキャップを手に入れました。コンタックスGマウントのデジカメが出ないのでリコーのGXRなんかに着けている訳ですが、黒いボディーにシルバーのキャップは何となく違和感があるものです。私も詳しい事は分かりませんが、G2のブラックモデルが出た時にレンズも黒くなりました。勿論フードもです。なのでキャップが黒くても不思議は無いのですが・・・

わざわざ別売しているんですよね。千台ほどの限定だったと思うのですが、スペアーとして作るのは分かりますが、一体いくつ作ったのでしょうか?

CONTAXの文字が入っています。

中にはGK-54と型番が刻印されています。この型番はシルバーとブラックで分けてはいません、同一の型番です。

並べてみました。

キャップで写りが変わったり、良い写真が撮れる訳ではありませんが、気持がすっきりしました。(笑)


まえだだいすけ写真展 『べくとる』 それとホロゴン2本

2014年10月03日 | ホロゴン

昨日はときのんに行ってきました。

まえだだいすけさんの写真展『べくとる』が開催中です。

ご本人です。左に写っている方は一言居士さんです。時に直言居士になります。ん?逆か。(笑)

開催中の写真展の写真はこのカメラ、このレンズで撮影されたものです。

レンズは言わずと知れた、ホロゴンです。

もう一台は私のです。昨日はホロゴンの見せっこをしました。(笑)

裏側を見たければ、ときのんのフリッカーにアクセスして下さい。

それにしても何と幸せな画なんでしょう、ホロゴン2台を前に酒を呑む。最高ですね。

 

まえださんの前回の写真展は昨年の9月。歌舞いたレンズで撮影する事やタイトルの付け方、展示の仕方はいつも通りです。

 

昨日はお互いに見せっこをしようという事でお店に行きました。こんな事するの小学生以来です。(笑) 大きくなってからは『おたくさぁ、◯◯持ってる?』とか『らくしゅみ氏ぃ・・・』(爆)で物を直に見た事は有りません。お仲間がいて嬉しかったです。(泣)


レンズキャップ

2012年06月07日 | ホロゴン

昨日はとても嬉しい事が有りました。午後に社の外で会議があり難しい話をした後にオフィスに戻ってみると机の上に何やら小包が。

Cap_01

これを頂きました。(笑) この黒い物体、レンズキャップです。

Cap_02

今まではこれ、ニコンの大判レンズ用のキャップを使用していました。

Cap_03

専用品ではないので、内側についている出っ張りをヤスリで削ります。なのでこんなに汚いです。

Cap_04

何用かといえば、カテゴリーにホロゴンって書いてあるんだから、ホロゴン用です。センターフィルターが着いている状態です。

Cap_05

それにかぶせます。

Cap_06

センターフィルター無しです。

Cap_07

こちらはフィルターを装着する為の外ネジを使っての、ネジ込み式のキャップです。じみーな写真でゴメン。違いが分かる?

Cap_08

かぶせ式のキャップには周辺にフェルト?が貼ってあります。なのでセンターフィルターの周りを傷める心配も無いし、とても滑らかにかぶせる事が出来ます。

 

ホロゴンを購入した時に付いてくるキャップは14089という65mmのキャップです。ニコンのキャップには60と書いてありますが、センターフィルターにかぶせるにはその位で十分です。65mmはレンズの外側の赤や白の線の入った部分にまでかぶせてしまいます。専用品ではなく、R用のフィッシュアイレンズのキャップです。

 

いやぁー、近年まれに見る嬉しさです。(意味不明) ご自身もお困りだったとは思いますが、本当に作ってしまう所が素晴らしい。しかも私にまで声を掛けて下さって、本当にありがとうございます。

 

ありがたい事です。本当、とても嬉しいです。

 

夜は新人君の歓迎会で、ビールを飲みました。こちらも嬉しい事です。





ホロゴンウルトラワイド その4

2011年01月25日 | ホロゴン

今日はいよいよレンズです。このあいだまではこちら

Hologon16

ホロゴンウルトラワイドのシャッターをバルブにして、後ろから見たものです。

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もう一枚。絞りはF8の固定なので、絞り羽根はありません。キレイな円形です。

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後ろ玉はとてもシャッター幕に近いです。

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Mホロゴンと並べてみました。ボディーの大きさが全然違いますが、ホロゴンウルトラワイドはファインダーが一体となっているので、安定感があります。翻ってMホロゴンはファインダーがもげてしまいそうで、怖いです。こうやって見ると、Mホロゴンはピント合わせは出来るのですが、距離計に連動しないので、その部分が無駄な気がします。反対にホロゴンウルトラワイドはレンジファインダー(距離計)が無いのに、肩の部分がいかついです。他のボディーを流用しているので仕方無いとは思いますが、ライカに比べたら無駄な空間が多いに違いありません。

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分かるかな?

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コーティングの色が違うのが見えますか? ホロゴンウルトラワイドはマゼンタっぽくて、Mホロゴンは青っぽいです。これはちょっと正確ではなくて、どちらのレンズも中心と周辺ではコーティングの色が違うのですが、色の変わる位置が異なります。私の腕では撮影が出来ません。ごめんなさい。

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Mホロゴンですが、この位置からだと青いコーティングで、絞りの周りは黄色っぽいです。

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ホロゴンウルトラワイドはマゼンタ色のコーティングで、絞りの周りもマゼンタ?紫?そんな色です。

このコーティングの色の違いが、以前に書いたMTF曲線の違いになるのでしょうか?

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ホロゴンウルトラワイド その3 というより裏蓋

2011年01月21日 | ホロゴン

このあいだの続きです。

Huw_01

裏蓋をボディーから外すと底はこんな風にU字に切り取られています。

Crexstativadapter1

そこに先日紹介したアダプターがきっちり入る訳なんですね。それで三脚にボディーを着けたまま裏蓋交換が出来る訳です。

Huw_02

で、引き蓋を抜くと、バネの力で圧板が飛び出してきます。

Huw_03

圧板をべったりと触るのは精神衛生上よろしくありませんが、こうやって押し戻さないとフィルム装填が出来ません。結構な力です。

Huw_04

圧板の上下にはフィルムを通すガイドがあります。

Huw_05

こんな風になります。

Huw_06

裏蓋の背は使用するフィルムのメモ代わりになります。その両脇には金属のプレートが取付けられています。

Huw_07

両脇の金属のプレートと裏蓋が独特な形状をしていたのは、引き蓋の収納の為でもありました。

 

とにかくフィルム装填がやりにくいです。圧板は飛び出ようとするし、フィルムは上下のガイドに入れなくてはいけないし、パトローネを置く所は遊びが無いし、巻き取る側も手を入れにくいし、何重にも苦痛です。ホコリとかキズの事を考えたら、取り外しや引き蓋の抜き差しはあまりしたくはありません。なのでこの裏蓋はトマソンかなと。でも、フィルム装填が出来たり写真が撮れると、妙な達成感のある裏蓋です。

 

追記

干支がひと回りして、トライポッド・アダプターについて書きました。


ホロゴンウルトラワイド その2

2011年01月13日 | ホロゴン

先日に続き、ホロゴンネタで。

Hologon11

このホロゴンウルトラワイドはベースボディーがコンタレックスと書きました。となるとやってみたいのはこれ。左がコンタレックス用の交換裏蓋です。背面が少し出っ張っています。

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コンタレックス用の交換裏蓋を中から見たものです。下に少し長いです。

Hologon13

ホロゴンウルトラワイドに装着して、下側から見たものです。真ん中に切れ込みの様なものが見えます。

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同じく裏側にして、下から見たものです。実は裏蓋の出っ張りには意味があります。

Hologon15

そうなんです、引き蓋が装備されているのです。この裏蓋は複数個用意して、フィルムが途中でも日中交換可能な裏蓋なのです。

 

ホロゴン(レンズ)とは何の関係もありませんが、裏蓋が交換出来るのはメリットでしょうか? 今となってはハテナな機能ですが、家でガチャガチャいじっている分にはとても楽しいです。

 

欠点はとにかく不便。カメラやレンズが高価だった時代には然もありなんな感じですが、今だったら同じセットのカメラ2台を持って行った方がストレスが無いです。裏蓋を外す時に回すレバーは通常の裏蓋とは逆方向でまごつきます。またフィルムの装填は複雑怪奇で、スピーディーとは無縁です。専用の保護ケースの様なものが無いと、持ち運びは変形しそうで怖いのと、ホコリも凄そうです。ですが専用のケースは一度しか見た事がありません。ネットでも探せませんでした。

 

あと、この裏蓋を着けると引き蓋の形状故自立しません。当然の事ながら三脚にも着けられません。これはアダプターがあるのですが、これもあまり見た事はありません。ですがネットで見つけました

Crexstativadapter2

三脚の後ろに逃げる様になっています。

Crexstativadapter1_2

カメラに取付ける部分も小さく、裏蓋の三脚のネジ穴部分と同じ大きさです。三脚につけても華奢で、ブレてしまいそうな形状です。どうしてそうなっているかと言うと、引き蓋を抜く為だけではなくて、カメラを三脚に着けたまま裏蓋ごと交換する為です。なんですが、このアダプターを着けて三脚にホロゴンを着けての撮影はムリかな? カメラが後ろに逃げる分、多分三脚の足の部分が写り込んでしまうのではないかと思います。

 

追記

干支がひと回りして、トライポッド・アダプターについて書きました。


ホロゴンウルトラワイド

2011年01月02日 | ホロゴン

いつだったか『最近我が家に続々とやって来るものがある』と書いたのですが、その内のひとつが今日紹介するホロゴンウルトラワイドです。誤解の無い様に言い訳をしておくと、このカメラは私のものではありません。お借りしたものです。

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ジャーン。

Hologon02

おっと、キャップをしたままだった。貸して下さった方によれば、センターフィルターとグリップのケーブルレリーズは無いとの事でした。

Hologon03

下から見たところです。ベースとなるボディーはコンタレックスなので、フィルム交換は写真に写っている銀色の2個のレバーを回して裏蓋を外して行います。

Hologon04

西ドイツ製です。

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上から見たところです。

Hologon06

巻き上げレバー周りです。シャッタースピードを切り替えるダイヤルや、フィルムカウンターがあります。巻き上げレバーの金属部分のエッジが面取りされていないので実際は分かりませんが、非常に安っぽく見えます。

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反対側の肩の部分です。巻き戻しクランクとフィルム感度のダイヤルがあります。フィルム感度は露出計があるとかではなくて、単なるメモ機能です。こちら側もチープな感じです。

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巻き上げレバー部分を前から見たものです。

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正面上からです。ファインダーとレンズの光軸のセンターが揃っています。

Hologon10

裏蓋をはずして、中を見たところです。外でフィルム交換はしたくない構造です。

 

追記

その2 その3 その4を書きました。



ホロゴンについて その2

2010年11月14日 | ホロゴン

先日に引き続きホロゴンネタで。

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先日紹介したホームページの違うページで上の様なMTF曲線が掲載されています。ホロゴンのMTFなのですが、68年と74年とではこんなに違います。これってホロゴンウルトラワイドとMマウントのホロゴンの違いなのでしょうか? それにしてもえらい違いです。何が変わったのでしょうか? それにしても凄いMTFです。この性能を活かす様な写真が撮りたいです。それにしても・・・。しつこい。

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上のMTF曲線は書き写したものですが、下の他のホームページにあるものはセクションペーパーに書かれたものです。でも拡大が出来ないので詳細がわかりません。ですが、どうやら書き写したものと同じものの様です。このセクションペーパーに書かれたものは、ホロゴンではない他のレンズですがイタリア語のホームページにも登場するのです。何かそういう資料があるのでしょうか? 大学?企業? 私も見てみたいです。

 

で、これらのホームページを見ていて気づいた事があります。以前にこんな事を書いたのですが、間違っていたのは私の方の様です。ヤシカの人と同じ間違いです。京セラの人は偉い。

 


ホロゴンについて

2010年11月10日 | ホロゴン

最近我が家に続々とやって来るものがあるのですが、何だか不思議な気持ちです。それがなんであるかは今後紹介して行きますが、今日はそれと関係のある話を書きたいと思います。といっても、他人のホームページなのでご存知の方もいるかもしれません。

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こんな写真が出ているホームページを何年か前に見つけました。でもこれがイタリア語(多分)。ちょっと長いのですが、写真や図、ソフトXの写真、MTF曲線のグラフ等盛り沢山で、読めなくても楽しめます。また見た事の無いホロゴンの写真もあったりと、本当凄いページです。12.5mmのホロゴンの図とかあったりして、商品化をお願いしたいものです。

誰か日本でもこんな記事を書いてくれないかな。翻訳してくれるだけでも良いですよ。

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ローライとハッセルのページもあるのですが、それも面白いです。ワイドローライのMTF曲線なんてすごすぎ。というか昔のローライの玉はどれもやんちゃ坊主です。