昨日は、私の恩師である内藤明先生の写真展「there」に出かけて来ました。
場所は西麻布にあるギャラリーE&Mです。
ステートメント。
展示の様子 その1。
その2。
早いもので、前回の写真展からもうすぐ一年です。
先生のプリント、硬いか軟らかいか?と聞かれたら硬い。白いか黒いか?と聞かれたら黒いんです。でもそれだけじゃないんです。誰かこれらの写真を表す言葉を発明してください。ま、言葉がないから写真なんですけど、『内藤先生の写真? あー、黒くて硬いやつでしょ。』ではないのです。ただ露光量を増やして黒いのとは違う、ただグレード(印画紙の号数)を上げて硬くしているものとは違う、突き抜ける感じ、透明感があるのです。技術的な話でいけばそれだけのことですが、これが内容、表現と不可分なのです。このテクニックがあるから、この表現が成り立つのです。
今回、印画紙が前回とは違うそうです。D-maxがかなり高くなる印画紙を使用とのこと。余計に硬く、黒く見えるわけです。とても素敵でした。
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