今年も嬉しいことがたくさんありました。そんな中、ウォー!ヤッター!という程では無いけども、プチ、嬉しかったことを紹介します。(笑) 前回の「プチ嬉しかったこと」はこちら。(爆)
何度となくこのブログに登場するニコンのレンズ、NIKKORの2.1cm F4。今回はこれにまつわるプチな事を二題。
まず、第一題。その2.1cmのリアキャップ。何が悪いのか、中古でレンズを買うとリアキャップは大概欠けている事が多く、ここまでひどくないにしてもロックが掛からず、クルクルと回ってしまうものがほとんどです。
直してもらいました。(笑) 私はあちこちに書き散らかしていますが、掌がありません。(キッパリ) なので、直していただきました。
欠けている部分を足して、ロックの効かない爪を効くように再現してもらいました。
完璧です。
元々Sマウントのカメラ(レンジファインダーカメラ)用の対称型のレンズをFマウントのカメラ(一眼レフカメラ)に流用した為に、マウント面よりレンズが後ろに大きく飛び出しています。それをカバーするためのリアキャップなので特殊な形をしています。他にもフィッシュアイレンズがこのリアキャップを使用していますが、普通のレンズに比べたら圧倒的に数が少ない為、スペアパーツとしてのリアキャップを見た事はありません。なので、壊れたら治すしかありません。という訳で、今回これだけではなく、他のも何個か直してもらいました。(笑)
第二題。
冒頭の写真、これが完成形となります。「一応の完成形」と題したエントリーを上げたこともありますが、今回は「ザ・完成形」です。
FとF2のファインダーを外して並べたものです。左がF2で右がFです。見て分かる通り、Fには「Nikon」の銘板があります。そしてそれは外側からネジで固定されています。
で、F2に、その昔コシナから発売されたシューベースを取り付けるとこうなります。イヤ、良いんですよこれで。良いんですけどちょっと「アレ」な感じがするでしょ。(笑) もちろんこのシューベース、Fにも取り付け可能で、当たり前ですが「Nikon」の銘板も見えます。(写真、撮り忘れた) じゃ、それで話がお終いかというとそうではない。見た目も大事ですが、それ以上に操作性が大事です。やはり裏蓋を根こそぎ取り外してフィルム交換をするのは前時代的過ぎます。なので、このレンズを使うにはF2がベースボディーとなります。
という訳で、アイレベルファインダーから銘板を取り外すことにしました。(笑)
ま、こうなってしまう訳です。銘板が無いだけでこんなに間抜けな感じになるなんて・・・銘板はネジでファインダーの内側から締めるようになっていました。力の要らないパーツで命に関わるものではないのでこれで良いのでしょうが、結構な手間です。
銘板の裏はこのようになっています。両面テープは私が貼りました。(笑) はじめ、両面テープでシューベースに貼り付けていました。が、なにかの拍子で落ちるやも知れず、ドキドキしながら使っていました。で、先程のリアキャップを直してくれた人がネジで固定してくださいました。言葉で書くと簡単ですが、正確な位置にネジ穴を開けて、裏側からネジを締めるのは結構な手間でした。
こうして「完成形」になりました。ファインダーも色々と試してみました(こことかここ)が、ライカが一番!(爆) しかも旧タイプでないと足がセンターに無いので、新タイプは却下。今の時代、全てが中古でしか手に入りませんが、ひょっとしたらファインダーが一番高価かも。(笑)
誰ですか?「そうまでして使うレンズか?」なんて言う人は。(笑) でも、色々と凝りだすと、価格はライカでスーパーアンギュロンに限りなく近づいていきます。(爆)