ローライの通称ビッグノブです。といっても、そんな検索では画像は出てきません。
装着した図です。正しくはRolleiflex Auxiliary Focus Knobと言い、これで検索すると画像がいっぱいでてきます。
もう忘れてしまいましたが、カメラレビュー クラシックカメラ専科 No.34に出ていXXXと思います。(多分) XXXには『た』『なかった』のどちらか好きな方の言葉を入れて下さい。(笑) ちなみに『Auxiliary』とは補助のという意味です。
他にどのカメラに装着出来るのかわかりませんが、私のこのボディーはいわゆるMXです。
別の角度から。
後方より。
何のフィルムを入れたのか選ぶ事が出来ます。
感度も選べます。
こういうアクセサリーというのは気にしだすと自然と目につくもので、手元に集まって来てしまいます。右のノブはもちろん私のMXにも装着出来るのですが、距離の目盛りが逆になってしまいます。で、ボディーの後ろから見て右側にフォーカシングノブがあるのはローライコードだけなので、多分それ用。でもそのローライコードはどの位製造されたのか分かりませんが、私は行き当たった事がありません。ま、よくあるアクセサリーが先に来て、それに合うボディーを探すという本末転倒な事態です。
ですが、目盛りのふりかたがMXのものと違います。近距離になるほど差が開いていきます。また回転角が違います。と言う事はローライコードの方が繰り出しが多いという事です。
反対側から見るとこんな具合です。表側を押すと三本の爪が開いて、フォーカシングノブをくわえ込む様になっています。
アクセサリーひとつ取っても色んな事が窺い知れて面白いです。カメラのフォーカシングノブが小さいからピント合わせがしにくくて、このビッグノブが生まれたのだと思います。距離目盛りがフィート表示なのでアメリカからの要望なのでしょう。ですがこのノブを着けたままだとしまうときに収まりが悪いです。じゃあ一回一回着けたり外したりするかといえばしないだろうし、外した時になくす事もあると思います。結局このノブが無くなったのは、今の大きさに落ち着いたからですよね。間違っているかもしれないですが、考えるだけで面白いです。
あ、ちなみに私のMXもフィート表示なのでアメリカに輸出されたものでしょう。裏蓋に露光指数表があるのですが、英語表記です。これが結構笑える表なのですが、それはまた今度。