らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

イラストレーター 安西水丸展 世田谷文学館

2021年06月18日 | 展覧会

昨日は世田谷文学館に『イラストレーター 安西水丸展』を見に行ってきました。前回ここを訪れたのは一年半ほど前のこちら

いつもの入り口です。

中の様子、その1

中の様子、その2

中でも見たかったのがこれ、カメラです。(笑) カメラとそれで撮られたであろう写真たち。

実はホームページにこんな写真が上がっていました。これらの写真がプレスキットいわゆる宣材写真ですが、あちこちのニュース(例えばBT)で目にして気になっていたのです。嫌いなイラストレーターではないし、カメラも見てみたいし、20日に村上RADIOで取り上げられると言っていて、それを聞いた若者で混むのもイヤだし(笑)、しかもなんとタイムリーなことにデジカメWatchに赤城耕一さんが『再検証、ライツミノルタCL』を書いていて、色々と重なったのでこれは行かねばと思った次第です。

そのうちの一枚をアップにしてみました。オフィシャルのツイッターによれば場所はケープコッドとのことです。

同じところをブルーインクでも描いています。写真とは立っている位置が違っているので、写真から絵を描き起こしたわけではなさそうです。

で、同じ陳列箱の中に本人による旅の携行グッズの解説とイラストがあります。その中にはミノルタのTC-1(カメラ)のイラストもあります。ライツミノルタCLとTC-1、安西水丸はミノルタファンとみました。で、(で、が多い:笑)・・・

もう一回この写真を見直してみると・・・画面の両脇が暗くなっています。これはレンズの特性で周辺光量が落ちているのですが、画面が三分割されたようなこの写真・・・CLで撮影したものではないかも・・・ブルーインクの絵と比べても(比べなくても)ワイド(広角)だし、これはTC-1で撮影されたのでしょう。(TC-1の周辺光量落ちは有名)

ちなみに展示してあるカメラに着いているレンズの焦点距離は40mmでTC-1は28mmです。

ドイツの会社のライツ社と日本のミノルタが組んで出来たカメラです。

ストラップ以外はフィルターなど全てミノルタの純正品です。見えますか?レンズの下のOLTAの文字が。OLTAの前にはMINの文字があるはずです。(多分)

私もこうしたファッションが好きですが、意味の無い、それでいて素敵なピンバッジというのがあまりありません。いったいどこで見つけてくるのでしょうか? 企業の広告もイヤだし、なんとなくストーリー、意味を持たせたものも嫌いだし、メッセージ性の無い素敵なアクセサリー希望します。(笑)

展示室に8ヶ所水丸さんが隠れていますが・・・とあるのですが、これが一番見つけにくかったです。

文学館には《ほんとわ》というライブラリーが併設されていて、ブックリスト、「本と輪 この3冊」(特集:安西水丸)というコーナーがあって、色んな人(6人:笑)が3冊解説していました。(ホームページに出ています)

同じく1階にあるイベントスペースは絵本のイラストを使ったタペストリー?が下がっていました。子供が喜びそうです。

同じく喫茶室があるのですが、ランチはそこでいただきました。その入り口には世田谷らしくゴジラの着ぐるみとムービー用のキャメラが展示してありました。

カメラのそばまで近寄る事が出来ず、また撮影する角度が限られるためレンズ銘までハッキリとは読み取ることはできませんでした。ですが、写真を拡大するとCINE FUJINONの文字が見えました。

 

いやあ、楽しかったです。チャチャチャっと見て帰ろうと思ったのですが、懐かしいのもあってじっくり見てしまいました。本人がデザインしたわけでは無いのでしょうが、展示も遊び心があってその上大変凝っていて面白かったです。

 

帰りは電車が学生の下校時刻にかかってしまい、大変密で、騒々しかったです。(笑)

 

追記

この写真、本棚が曲がって見えませんか? 上の部分を見ると顕著なのですが、タルのようにコンベックスです。(意味不明) 実は、今回いつもとは違うレンズを持っていきました。それというのもいつも持っていくのがワイドなレンズでモノをアップにして引き寄せる効果が無いので、今回は少し長めのレンズを持っていきました。何がしたかったのかといえば件のカメラを大きく撮りたかったからです。

 

それは辛うじて上手くいきましたが、実は何故かこの展示スペースだけ微妙に暗いのです。しかもアクリルのボックスで囲われているために光源や自分は写り込むし影は落ちるしで、撮影する場所が限られるのです。何か光から守らなければいけないものがあったかなぁ?と不思議でした。で、長い玉で暗いときたら手ブレが多く、撮影に結構苦労しました。(笑)

 

ま、それはさておきタル。(笑) フォトショップでレンズのプロファイルが自動で当たっているはずですが、当たっていないのかなと思い確認をしたらやはり外れていました。(笑) で、当ててみたのですが、変化がありません。どうやらそういうことのようです。(泣)

 

今回持って行った玉はLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.と言いますが、35mm判(いわゆるフルサイズ)換算で24-120mmです。

 

写真(カメラ)ネタでもうひとつ。大昔、ニコンからEMというカメラが発売されましたが、販促品としてEM IMAGEという冊子が配られました。その表紙のイラストが安西水丸によるものでした。

 

追記

上にあるこの写真・・・問い合わせが多かったらしく、キャプションが追加されました。「意味の無い、それでいて素敵なピンバッジというのがあまりありません。〜中略〜 企業の広告もイヤだし、なんとなくストーリー、意味を持たせたものも嫌いだし、メッセージ性の無い」云々と書きましたが、意味やメッセージはともかく、メーカのもののピンバッジでした。(笑)