昨日は第一回 写真光学研究会 写真展「ダブルガウスとその変革」をJCIIクラブ25に見に行ってきました。
JCIIクラブ25に行くのは先週に引き続き立て続けです。はじめ4月末から5月頭に開催される予定の写真展でしたが、宣言の延長を受けて開催が延期されたためです。
写真(作品)よりも先に歴史の解説が先に来る珍しい写真展です。
会場の様子
もう一枚
私は色々とある写真の中でもアルバン・クラークが特許を取ったダブルガウスのレンズで撮られた写真に興味がありました。
もちろんホレース・ウィリアム・リー( Horace William Lee )が特許を取得したダブルガウスのレンズ通称Opicで撮影された写真にも興味がありました。
「ノン・ライツRF友の会」から改名後、初の写真展。今回のテーマは古今東西ダブルガウス型レンズで撮影した写真で、希少なレンズから大衆機に至るまで、その進化と拡張の光学史を7名の会員が自由に探求した作品、約50点を展示。とあります。
特に説明は避けますが、ダブルガウス縛りの写真展です。今回の写真展とは関係ありませんが、この他にもトリプレット縛りで写真展をされている方たちもいらっしゃいます。
Opic(通称?)はよく写りますね。オリジナル?最初期のプラナーはややアレなレンズですが(笑)、それを見て、改良を施す、使い物になると思ったH.W.Leeはさすがです。(上から)
アルバン・クラークとかOpicで撮影された写真を見るのは初めてかなぁ? Opicはともかくアルバン・クラークは初めてでしょう。(自分のことながら記憶にない)
撮影されたご本人から解説もして頂き大変為になりました。そんな訳で(どんな訳?:笑)Opicがダブルガウスの中興の祖と教えて頂きましたが、私はそれ以降続くレンズのことを考えるとなぜか尾形光琳を思い出し、それらは琳派だと思いました。となるとオリジナル・プラナーは俵屋宗達です。(意味不明)
会場にはOpic以降のレンズで撮られた写真というのももちろんあるのですが、その全てがフランス製のレンズというのも面白かったです。ガラスのせいなんでしょうか?
他の方の他のレンズでの写真も素晴らしかったのですが、私のメモリーが足らなくなるので、アルバン・クラークとOpicの話だけで許してください。(笑)
おまけ
宮澤孝一作品展「鉄道写真モノクロ傑作選」、前回来た時に見ようと思ったのですが、話が込んで時間に余裕がなかったことと、人気の写真展らしく人が大勢いた(土曜日というのもあるでしょう)のでパスしました。今回ゆっくりと拝見しました。
なんと、会場でいつも行くお店の常連さんにお会いしました。(笑)