閑居シニアの写真館

リタイヤして30年、いろいろと写真を写し続けています。最近は身近な風景を見たまま気ままに写真を楽しんでいます。

オールドレンズ

2023-09-22 10:01:06 | アルバム
オールドレンズ ニッコール50ミリF1,8

写真に興味のない方にはつまらぬ記事だと思うが、ご容赦願いたい。

オールドレンズとは、銀塩写真時代の一眼レフカメラ用のレンズの事だ。
当時のレンズは現在のように切れ味の良さとか、レンズコーティングの技術が現在のレンズに比べて未熟だった。
写された写真はどことなく先鋭度にかけていたきらいがあった。
逆光などの撮影では、盛大なフレアーが発生したりしていた。
現在のレンズは逆光で太陽が画面に入り込んでもフレアーは殆ど出ない。

こんな昔のレンズに愛着を感じる人たちの中で、オールドレンズファンが増え、オールドレンズの中古品の売れ行きが良いと聞く。
先日も外国観光客の一人がオールドレンズを求めて来日したという話をテレビで放映していた。

老骨の所にも銀塩時代に愛用したオールドレンズ、ニコンのニッコール50ミリF1,8と言うレンズが処分せずに残っている。
これをオリンパスカメラのマウントアダプターを介して装着し、撮影して見た。


ピントはセンター付近の花に合わせた。
絞りはF1,8。
何となく全体がふわっとした柔らかい雰囲気に写っている。


同じ所をポジションを変えて最短距離で撮影。
ピントを合わせた所以外は奇麗にボケている。
絞りは解放のF1,8。
バックのボケが半端ではない。



やや離れた位置から、上の写真は手前の花にピントを合わせる。
ピントの合った花は先鋭度はあまり良くなく、柔らかい感じに写っている。
下の写真はウサギにピントを合わせている。


紫式部の花。
前ボケと後ボケが極端になり、ボケた実の形が不鮮明な感じになっている。
この辺りが現在のレンズと違うところだと思う。
現在のレンズは実の形を残しながら、ボケていく感じになっている。


この写真も前ボケと後ボケを見たもの。
ピントが合った花もどことなく柔らかい感じに写っている。
オールドレンズ愛好者はこのような描写を好むのではないかと思う。
老骨も、時にはこのレンズを使って撮影して見ようと思っている。
コメント
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