一寸涼しかった日
この二~三日湿度が低く一寸涼しい日があった。
一寸涼しいとはいえ気温は32度位、曇天で日差しが無い分幾らか涼しく感じる。
そんな日の夕方、暫くぶりに一寸した散歩に出た。
歩けばやはりすぐに汗ばんでくる。
散歩の度に気になっている我が家近くに唯一残った農地、一か月前には畑には里芋が奇麗に植えられ、ああ・・今年もこの農地は宅地化さにれず残っていると安堵したものだが、何と里芋畑は雑草に埋もれてしまい、手入れが全くされず、里芋畑の様子は全くなくなっていた。
遠くに見える畑も雑草に覆われているようだ。
人手が無いのだろうか、或いは農家に何か異変があったのだろうかと心配になった。
反射ミラーに映る路地二方向、右に行く事にした。
塀の脇にオシロイバナ?が道端に植えられている。
自生したものかも知れないが、その分道幅が狭くなり、歩行者に危険が及ぶかもしれないと危惧する。
終わりに近いコスモスが乱雑に植えられていた。
内藤神社に出る。
内藤町の氏神様だ。
この神社の鎮座する所は日吉町だ。
日吉町に何故内藤町の鎮守様が鎮座するのか。
その昔この辺りは内藤新田と言う新田開発地で、そこの鎮守様だった。
何時の事かは知らないが、内藤町は南に移動し、その後が日吉町となった。
その際、内藤神社のみが日吉町に残された。
今でも秋の祭礼は内藤町の人々が執り行っている。
境内にはお稲荷さんも祭られている。
内藤神社を後にして短い散歩を終わった。
脊椎管狭窄症発生以来、歩行が困難になり始め、短距離しか歩けなくなって来た。
何時まで散歩が出来るだろうか自分にもわからないが、歩けるだけ歩こうと心に決めている。