天候急変
緊急事態宣言が延長された。
今迄も不急不要な外出は出来るだけ避けてきたが、週一くらいは少しでも歩かない事には脚力が弱ると云うような脅迫観念に襲われ、週に一度は人気のない時間帯と場所を選んで散歩に出ている。
当然のことながらマスク着用。
散歩に出ること自体それこそ不要不急ではあり、気が引けるが週一くらいは勘弁してもらいたいと言い訳をしながらの散歩だ。
この日は天気も良く、冬空には白雲が棚引き、比較的暖かい日だった。
のんびりと人気の無い雑木林のベンチに腰掛けて陽だまりの温もりを楽しんでいた。
突然太陽が黒雲にさえぎられて日陰になり、急に寒くなった。
と、見る間に黒白入り混じった入道雲のような雲が沸き上がって来た。
重量感のある黒雲が沸き上がり、これは寒くなり雨が降りそうだと雑木林を後に家路を急ぐ。
家に着く頃には不気味な黒雲が空いっぱいに広がって来た。
幸い雨は降らなかったが天候の急変の速さには驚かれたひと時だった。
何時になったらコロナの収束が見られ、自由に散歩も楽しめる日が来るのだろうか。
待ち遠しい。