モミジと渓流
モミジの柔らかい感じと吊り橋のシャープな線とを組み合わせた。
撮影に当たっては、吊り橋の上から歩行者の通行が途絶えるのを待ってシャッターを切った。
バックを暗く落とすことで吊り橋を鮮明に出すようにした。
縦位置でも写す。
この場合は吊り橋よりモミジがメインになっている。
横位置は画面の広がりを、縦位置は奥行きの表現に使われることが多い。
ここでは渓流ともみじが狙いだが、このあたりの風景全体を表現したかった。
渓流に当たる日差しが印象的だった。
同じ場所だが、モミジと渓流だけに絞った。
渓流とモミジの割合の違いで印象が違ってくる。
色々とフレーミングを変えたり、ポジションを変えたりして何枚か撮影すると、次第に自分のイメージに近い写真になってくるので、一枚で満足すること無く、何枚も撮ることを勧める。
モミジと渓流だが、この場合は面積的には小さいが渓流と岩肌に当たる光の美しさが印象的で、狙いはそこにある。
モミジがメインだが折角の渓流と岩が良く見えない。
モミジの取り込みを欲張ったためだ。
モミジの取り込みをもっと絞った方が良かった。
渓流をメインに、イチョウをアクセントにに使った写真。
イチョウの位置を少しだけ変えるだけで、写真から受ける印象が変わってくる。
やや薄暗い雰囲気の中に渓流の波頭に当たる光とイチョウに当たる光を強調する意味で露出はややアンダー目にしている。
表現意図によって、露出を調整するのも写真表現では大事な要素の一つだ。
何でも適正露出でなければいけないと云う事はない。
自分の表現にあった露出こそが適正露出と云える。