上水沿いの小道
娘の住まいの近くに玉川上水が流れている。娘の住まいに寄った時、時々上水沿いの小道を散歩する。雑木に囲まれた小道は一年を通じて多彩な風景を楽しむ事が出来る。
左は玉川上水、現在は水量が少ない。右は、上水と遊歩道を隔てたところに流れる用水路。
玉川上水は江戸時代羽村から多摩川の水を引き入れ、江戸の水道としたもので、武蔵野の新田開発にはこの上水の水を分水し、田畑を耕したと言われている。国分寺などはその恩恵を受けた村だった。
玉川上水の水深は意外と深く、私の子供のころには水が豊富に流れ、水深は計り知れず急流のため、この上水に落ちたら絶対に這い上がれないと言われていた。
太宰治がこの上水に入水自殺したことでも有名だ。
また井の頭公園にも、公園に遠足に来ていた児童が玉川上水に落ちたのを救おうと川に入った松本先生が殉職した。その松本訓導の碑も建っている。