ニコンD200 200ミリ相当 ISO100
今日はススキをテーマに撮影してみました。逆光線に光るススキは一度は撮ってみたいと思う被写体ですね。前にも言いましたがススキは逆光線が映えるのですが、バックの選択が上手く行かないと失敗しやすい被写体でもあります。
それにレンズに直接光が当たらないような工夫も必要になります。レンズに日の光が当たるとフレアーが起き画面がしらっちゃけてしまいます。
写真は紅葉の赤とススキの白く光る穂を組み合わせ、望遠レンズで暗いバックを手前に引き付けてススキの輝きを強調しています。
50ミリ相当
やや後方に下がり手前に紅葉の幹を大きく取り込み、逆光線に映えるススキを取り込んでみました。
全体にやや暗めの中に白いススキが印象的です。この場合の露出はややマイナス側にセットします。
50ミリ相当
こんな構図で撮ってみました。黒く力強い二股の木の間からススキを見通したものです。
カメラ位置をもう少し下にしたほうが、ススキがもう少し入ったと思います。
300ミリ相当
最後にススキのアップです。ススキの量感と遠近差を少なくする意味で300ミリと言う望遠レンズを使いました。
丁度日差しが柔らかくなったときで、極端にコントラストが強くなるのを防いでくれました。
日の当たったところと影に部分が織り成す軟らかい雰囲気は捨てがたい味があります。
同じススキがテーマでも使用するレンズ、撮影する位置、場所の違いによって色々と表現の仕方が違ってきます。
ここぞと思った場所を見つけたならば、何枚かシャッターを切っておくのが良い作品を作る秘訣だと思います。