Formula One Grand Prix 第4戦、サン・マリノGP

 今日はFormula One(F1)グランプリ第4戦、サン・マリノ・グランプリだ。現地14時スタートの決勝レースがまもなく始まる(日本時間では21時)。
 F1は1国1開催が原則だけれどF1の人気が高いイタリアでは2回開催される。しかし2回のうちの1回は1国1開催の原則に従いイタリア国内にある最古の共和国サン・マリノの名前を借りて行われる。もう1回は9/2-4にモンツァで開催されるこちらは正真正銘のイタリア・グランプリだ。

 今回のサン・マリノGPは面白いぞ。何がって、ティフォシ(筋金入りのフェラーリファン)でスタンドが真っ赤になると言うのに、予選2回目でコースアウトしたシューマッハは何と14番手(8位のフェリペ・マッサが10グリッド降格のため決勝は13番グリッドからスタート)、バリチェロも10番手と沈んでいるからだ。
 興味深いのはマクラーレンのライッコネンが久しぶりにポールポジションを奪い取ったこと、開幕3戦で好調を維持したトヨタが5番手、11番手と乗り切れなかったのとは対照的に序盤苦戦したBARホンダのバトンが3番手、佐藤琢磨が6番手につけたことだ。

 今シーズンのF1は面白い。なぜかと言えばフェラーリ・シューマッハが不調だからだ。2000年以降、フェラーリ・シューマッハ以外のチャンピョンがいないことでわかるように、ここ5年間他のチームを寄せ付けないまったくのフェラーリペースであり、レースの前からフェラーリ・シューマッハが勝つことがわかってしまうつまらないと言えるシーズンが続いていたのである。確かにどんな作戦で勝ちにくるのか(昨年は4回給油なんて勝ち方もあった)興味深いともいえるけれど、フェラーリ・シューマッハが勝つことには変わりはないからな。

 ところが今年のフェラーリ・シューマッハの体たらくはどうだ。しかしだ、今日のサン・マリノ・グランプリは「アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ」という長たらしい名前のサーキットで行われるが、イタリア語に堪能な郷秋<Gauche>が訳せば「エンツォとディーノ、フェラーリ親子のサーキット」だ。下手なレースはできまい。
 打倒フェラーリの旗頭ルノーはもとより、マクラーレン、BARホンダも調子がいい、ウィリアムズBMW、トヨタも侮れない。フェラーリ・シューマッハに秘策はあるのか!23:50からの放送が待ち遠しいぞ。
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