唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
SUGOCAもICOCAも使えない下関駅
昨日のことだ。小倉駅からJRに乗って関門トンネルを通って下関に行った。小倉駅はJR九州管内だから何の疑いもなく1年前に買ったSUGOCAで入場した(See here)。勿論なんの問題もなく入場できる。乗車時間15分程で下関駅着。九州と本州を行き来する人はそう多くないだろうとの郷秋<Gauche>の予想は見事に裏切られ、車内の座席はほぼ埋まりドア付近では立っている人もいたけれど、皆さん当たり前のように九州から本州に渡り、当たり前のように下車していった。
東北と北海道の間には厳然とした線引きがあり、青森の人が北海道に渡ったり北海道の人が青森に来たりと云うことは、余程の用事でもない限り(多分)ない。でも九州と本州、具体的には小倉と下関の間ではまったく日常的に人が行き来している。まるで東京都町田市にある町田駅と、神奈川県相模原市にある相模大野駅を行き来するかのように(町田-相模大野間の乗車時間は2分弱。この間に都県境がある)。これにはちょっと驚いた郷秋<Gauche>であった。が、もっと驚く事が下関駅で待っていた。
先に小倉駅からSUGOCAで入場・乗車したと書いた。15分電車に乗って着いた下関では当然改札機にSUGOCAをタッチして改札口を出る。と思ったら、なんとSUGOCAをタッチすべきところがない。自動改札機なのだが首都圏でSUICAやPASMOが導入される以前の磁気カードのみに対応する改札機なのである。このままじゃ駅構内から出られないので有人の改札で聞いてみた。すると・・・
「下関はJR西日本管内ですのでJR九州のSUGOCAは使えません」とのこと。確かに。下関はJR西日本管内だ。でも小倉からたった15分。人々は当たり前のよう、小田急線の町田と相模大野間のように、関門トンネルを行き来している。なのに、JR九州のSUGOCAが使えないのは変だろう。JR西日本管内だというのならICOCAは使えるのかと郷秋<Gauche>は聞いてみた。答えは明快だった。「ICOCAが使えるのは広島周辺までで、下関ではまだ使えません」。
下関駅がJR西日本管内だからJR九州のSUGOCAが使えないのではなく、要するに下関駅では一切のIC乗車券が使えないのである。だったら最初からそう云いなさいと郷秋<Gauche>は云いたかったけれど、ここで喧嘩をして改札から出られないのではどうしようもないのでどうしたらいいか聞いてみた。すると改札女子はカセットテープ程の大きさの機械をSUGOCAの上にかざして「小倉からご乗車ですね。270円です」と云うと同時にこんな物を書いて渡してくれた。
これとSUGOCAをJR九州管内の駅係員に渡して小倉駅での入場記録を消してもらうのだという。なるほど。入場記録だけがあって下車(退場?)記録のないカードでは次の入場ができないはずだからそうしてもらわないと次に使う時に困るわけだ。と云う訳で、門司港駅の清算所で小倉駅での入場データを消してもらった郷秋<Gauche>であった。しかし、不便だなぁ。例えば小田原駅で乗車して三島駅で下車しようとすると、同じ事が起きるんだろうか・・・。
東北と北海道の間には厳然とした線引きがあり、青森の人が北海道に渡ったり北海道の人が青森に来たりと云うことは、余程の用事でもない限り(多分)ない。でも九州と本州、具体的には小倉と下関の間ではまったく日常的に人が行き来している。まるで東京都町田市にある町田駅と、神奈川県相模原市にある相模大野駅を行き来するかのように(町田-相模大野間の乗車時間は2分弱。この間に都県境がある)。これにはちょっと驚いた郷秋<Gauche>であった。が、もっと驚く事が下関駅で待っていた。
先に小倉駅からSUGOCAで入場・乗車したと書いた。15分電車に乗って着いた下関では当然改札機にSUGOCAをタッチして改札口を出る。と思ったら、なんとSUGOCAをタッチすべきところがない。自動改札機なのだが首都圏でSUICAやPASMOが導入される以前の磁気カードのみに対応する改札機なのである。このままじゃ駅構内から出られないので有人の改札で聞いてみた。すると・・・
「下関はJR西日本管内ですのでJR九州のSUGOCAは使えません」とのこと。確かに。下関はJR西日本管内だ。でも小倉からたった15分。人々は当たり前のよう、小田急線の町田と相模大野間のように、関門トンネルを行き来している。なのに、JR九州のSUGOCAが使えないのは変だろう。JR西日本管内だというのならICOCAは使えるのかと郷秋<Gauche>は聞いてみた。答えは明快だった。「ICOCAが使えるのは広島周辺までで、下関ではまだ使えません」。
下関駅がJR西日本管内だからJR九州のSUGOCAが使えないのではなく、要するに下関駅では一切のIC乗車券が使えないのである。だったら最初からそう云いなさいと郷秋<Gauche>は云いたかったけれど、ここで喧嘩をして改札から出られないのではどうしようもないのでどうしたらいいか聞いてみた。すると改札女子はカセットテープ程の大きさの機械をSUGOCAの上にかざして「小倉からご乗車ですね。270円です」と云うと同時にこんな物を書いて渡してくれた。
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これとSUGOCAをJR九州管内の駅係員に渡して小倉駅での入場記録を消してもらうのだという。なるほど。入場記録だけがあって下車(退場?)記録のないカードでは次の入場ができないはずだからそうしてもらわないと次に使う時に困るわけだ。と云う訳で、門司港駅の清算所で小倉駅での入場データを消してもらった郷秋<Gauche>であった。しかし、不便だなぁ。例えば小田原駅で乗車して三島駅で下車しようとすると、同じ事が起きるんだろうか・・・。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )
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>例えば小田原駅で乗車して三島駅で下車しようとすると、同じ事が起きるんだろうか・・・。
もちろん、在来線の話ですよね?
#新幹線は東京までが東海管轄なので。
東海道線、熱海を境に東側のJR東日本エリアも西側のJR東海エリアもどちらもICカード(suica/toICa)対応にも関わらず、相互エリアを跨いでのICカード利用は出来ないようです。
http://toica.jr-central.co.jp/howto/sharing/index.html
>エリアを跨いでのICカード利用は出来ない
なるほど。でも、TOICAが首都圏で使えることよりも、1枚のカードでJR東海管内の三島から乗ってJR東日本管内の熱海で下車できる方が重要なんじゃないかと思うんです、郷秋<Gauche>は。それができないのに「相互利用可」って、言葉の遊びを通り越してほとんどペテンですね。個人的には熱海・三島間や小倉・下関間の電車に乗る機会って、多分もう無いかあっても1度程度だろうかどうでもいいけど(^^)。
来春の「SUGOCA」「ICOCA」相互利用が始まる(予定)と、下関「駅」では使えませんが、下関「を含む山口県内(JR西管内全て)のローソン」で「SUGOCA」が使えるようになります。
あと、自社線でもエリアを跨っての利用は出来ません。
http://www.jr-odekake.net/guide/icoca/area.html
http://www.jreast.co.jp/suica/area/tokyo/index.html
唯一の疑問点だった、「出場処理」ってやってくれるんですね。解決しました。
この辺のリポートはウチのblogで取り上げていますので参考までにw
http://moo-san.mo-blog.jp/turedure/2010/02/icoca_f518.html
さてJRのカードの件、関門海峡をはさむとは云え、日常的に行き来が多い門司と下関で、使えたり使えなかったりするのは不便ですよね。普段横浜~東京地区をちょろちょろする程度の郷秋<Gauche>にとってはSuicaが一枚あれば事足りますので不便を感じたことはありません。唯一あったのが小田急線の新松田で降りてJR御殿場線の松田駅で乗車しようとした時でした。JR松田駅は神奈川県内にありますが、御殿場線がJR東海管轄のためにSuicaが使えないんですね。ちょっとびっくりしました。
それにしても全国各地にたくさんのフェリカがありますが、全てが相互乗り入れで使えるようにはならないんでしょうかね。
タイトルと同じタイトルでblogを更新しました。
http://moo-san.mo-blog.jp/turedure/2011/03/sugoca_f8f4.html
稚拙ながら写真付きでいろいろ書いてみましたので、もしよろしければ見てやって下さいw
下関駅でSUGOCAが使えるようになったとのこと。でも下関って、JR関西エリアですよね(^^)
JR関西エリアでありながら、実は九州、福岡・北九州エリアの延長線上にあるのが今の下関のポジションだと云うことになるのでしょうか。
本文記事を書いてから1年が経ちますが、その間にJR各社及び各地域の私鉄用カードの相互利用が随分進んで来たようです。東京モノレールでは全国のほとんどのカードが使えるようになったようです。上京しても地元で使っていたカードがそのまま使えるわけですから便利ですよね。