今日の、親愛なる神奈川新聞にこんな記事。
三浦(市)への愛を五・七・五で表す「ご当地自慢川柳」を募集しているとのこと。
俳句は、ご存知の通り五・七・五の十七音からなる世界でもっとも短い定型詩で、十七文字、十七音とも云われるのだが、川柳を「十七文字」と云うとは寡聞にして知らない。いや、上記の新聞記事のタイトルは算用数字を使って「17文字」と書かれているので、俳句に倣って「十七文字」としたのではないのかも知れない。記事本文にも「17文字で表現してもらう」と書かれている。
しかしだ、郷秋<Gauche>はここで「17文字?」と思うわけである。上に書いた俳句の定義をもう一度ご覧頂きたい。五・七・五の十七音なのである。決して十七文字ではない(ここの十七は算用数字で17と書いても同じ意味)。俳句も川柳も、十七音の定型詩であり、決して十七文字で表現しなければならないものではない。十七文字で表現しなければならないのであれば、たいていの場合、全て仮名で書かなければならなくなってしまう。
阿波野青畝にこんな句がある。
山又山山桜又山桜
基本的には五・七・五、十七音の定型句だが(最初が六音で字余り)、漢字のみで書かれているので文字数はわずかに「八」である。俳句や川柳が十七文字の定型詩なのだとすれば、わずか八文字のこの青畝の作品は俳句の定義からは大きく逸脱しており、もはや俳句と呼ぶに値しないものと云うことになるだろうか。
ちなみに、17文字で表現した川柳の締め切りは13日とのこと。詳細は10日付神奈川新聞の18面をご覧あれ。
毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは10月30日に撮影した写真を5点掲載いたしております。晩秋へと向かう森の様子をどうぞご覧いください。7日に撮影した写真を今日も掲載することができませんでした。明日にはできるかなぁ・・・
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