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日本は16位〜民主主義指数

 日本国内のメディアでは大きく取り上げられることもなく、我が国ではさしたる話題にもならなかったようだが(少なくとも郷秋<Gauche>は大いに注目したが)、数日前に韓国と台湾では大きく報じられたニュースがあった。

 英国において2月27日、時事週刊誌エコノミストの付設経済分析機関である「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」(EIU)が発表した「民主主義指数2024」(Democracy Index 2024)に基づくランキングである。

 まず、韓国メディアが大きく報じた。韓国の2024年の民主主義指数は評価指数(以下同)で10点満点中7.75となり、世界167カ国中の順位が2023年の評価から10ランク下がって32位、「完全な民主主義」(full democracy)から「欠陥のある民主主義」(flawed democracy)国家にランクダウンしたのである。10ランク下がった原因の多くは、日本でも大きく報じられた戒厳令発出に端を発する諸問題であることは明白である。

 一方の台湾は、前回より2ランク後退したものの、8.78でアジア最高位の世界12位で「完全な民主主義」あったことを報じている。

 さて、我が日本はと云えば8.48で16位「完全な民主主義」を維持。

 上位には北欧諸国とともにニュージーランド、オーストラリアが並んだが、多くの日本人が「民主主義の親分」だと信じ疑わない米国はと云えば、7.85で28位の「欠陥のある民主主義」(2025年1月以降独裁主義的傾向を強める同国は、次年以降は更に順位を下げることは確実である)に位置付けられている。G7の中で我が国より上位なのは13位ドイツ(8.73)、14位カナダ(8.69)。イギリスは日本に次ぐ17位(8.34)でここまでが「完全な民主主義」。意外にもフランスは26位(7.99)、イタリアが38位(7.58)で、米国と共に「欠陥のある民主主義」と評価されている。

 民主主義指数の5つある評価項目のうち日本が特に低いのが「政治参加」。上位国が概して8ポイント以上であるのに対して日本は6.67と低い。このポイントが上がればカナダ、ドイツを追い越し更には「シングル」も夢でははないと思うのだが、如何せん政治参加、具体的には選挙の投票率が低い。要するに政治不信、というよりは政治と金の問題をはじめとする「政治不信」、誰を選んでもどの政党が政権を取っても世の中(社会)は変わらないと云う「政治に対するあきらめ」が変わらなければ投票率は上がらないし、つまりは民主主義指数が上昇することもないと云うことである。

 さて、一方この指数の最下位域をみると中国(145位)、ロシア(151位)、シリア(163位)、北朝鮮(165位)、ミャンマー(166位)、アフガニスタン(167位)と云った錚々たる独裁政治体制の国々が並んでいる。

 「民主主義指数2024」によれば「完全な民主主義」である国家は167カ国(地域)中わずか25カ国(15%)であり、そこに住むのは世界人口の6.6%だけなのだそうだ。

 しかし、民主主義指数最下位ランクの中にはC国、R国と云った世界の平和や経済に大きな影響を与える国もある。所変われば品変わるとはよく云ったもので、民主主義だけが人類が目指すべき政治体制であるわけではないと云うことを雄弁に物語っている「民主主義指数」なのである。

民主主義指数:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E6%8C%87%E6%95%B0



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 と云う訳で例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森南麓の畑の隅で満開となった老白梅。

横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月2日に撮影した写真を6点掲載いたしております。(この日だけ!)春本番の暖かさとなった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/dea19abeb6a9c41eecfc842d0ec42b8d

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コメント ( 2 ) | Trackback (  )
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コメント
 
 
 
Unknown (月下の走術師)
2025-03-05 09:48:29
こんにちは。

民主主義..略して民主、メジャーな政党は皆党名に入っていますが便利な言葉ですよね。

相対するのが社会主義や共産主義なのは釈迦に説法とは思いますが日本国民の大半は民主主義が理想の政治形態だと信じて疑っていないような気がします。

確かに民意を反映するには投票で選ばれた代表者に国の舵をとってもらうのが当然なのでしょうが果たして713名の国会議員さん達にそれが出来ているのかは言うまでも無いです。

今はAIが大流行りですので私利私欲にまみれた議員にとって代わってSf映画に出てくるようなAIに支配された未来がいつの日か来るのかもしれません。
 
 
 
Unknown (郷秋<Gauche>)
2025-03-05 16:58:20
月下の走術師さん
こんにちは&コメントありがとうございます。
日本には民主的な選挙制度があるにも関わらず、先進国の中でも極めて投票率が低いのが特徴的です。bloh本文にも書きましたし月下の走術師さんもご指摘の通り、選挙で選ばれた議員が、国民のために政治を担うためではなく私利私欲、つまり自己の利益と名誉のために議員になる(なりたい)、議員になった(なれた)以降は党の中での席次を少しでもあげるために汲々とする、そもそも各党は候補者として「人気投票」(選挙のことです)で(政治家としての能力もないのに)票を集めることができる(元)タレントやちょっと見た目の良い女性に目をつけて引っ張ってくるなど、本来の議会制民主主義とはかけ離れたことになっているのが、一般国民の政治離れ-->投票率の低値安定につながっているのでしょうね。
これが改善されないと日本という国が真に自由で民主的な法治国家とはなれないでしょう。
某党による事実上の一党独裁政治が長い間続いたことによって法治主義(司法)さえ歪められてしまいました。ただ、現在は少数与党となり事実上の一党独裁が崩れている状況ですので、今後良い方に変わるのか「政治は任せるから適当にやっておいてよ」と一党独裁にもどってしまうのか、そこは私たち国民の判断にかかっているということになりますね。
 
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