花の命


 横浜辺りではもう二週間も前に咲き誇り、今ではすっかり散ってしまった山法師ですが、上の一枚は実家から10キロほど離れた、奥羽山脈の裾の雑木林の中で咲き誇る山法師。横浜と郡山、直線距離ではたった200キロしか離れていないのに、花たちは微妙な気温と季節の違いをちゃんと分かっているのですね。

 美しく咲いた花もいつかは散ります。その生涯で一番美しい時に巡り会える幸せは勿論ですが、命の限り、最後の力を振り絞って咲いているその時に立ち会うのもまた不思議な巡り合わせ。それは人もまた同じ。咲いた花の記憶はしっかりと胸に刻みました。あとはいつ散っても思い残すことはありません。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは6月4日に撮影した写真を6点掲載しております。梅雨も間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/a0d44c4e3892dbd15203899c8a3bae44

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