郷秋<Gauche>のルーツ

 郷秋<Gauche>の祖父です。1894(明治27)年11月30日生まれ。末っ子なので末男。写真の裏書によれば1958(昭和33)年春に撮影されたものですので祖父は当時64歳であったはずです。随分と年寄りに見えますが、今の私よりも四歳も若い時の写真と云うことになります。

 祖父はこの写真の数年後、私が小学校に入学するかしないかの頃に亡くなっていますので、私の記憶はぼんやりとしたものだけです。父の実家は福島県最南端に位置する現矢祭町(旧豊里村)の田舎宿屋です。つまり祖父は宿屋のオヤジだったわけですが、宿屋で大切なのは女将であってオヤジは添え物みたいなもの。しかも祖父は婿養子でした。私が知っている祖父はすでに隠居の身でしたので奥座敷の縁側で、竹籤で器用に自分で拵えたと云う鳥籠に入れた小鳥に餌を与えたりしていた姿を思い出すばかりです。

 私の父が子供の頃に、その祖父(父の父)に連れられた三春の門鹿(かどしか)のおじさんの所(祖父の実家)に何度か行ったことがあると話していたことを聞いていたのでしたが、その実家の場所が今日、わかったのです。

 父が亡くなった時に取り寄せた「原戸籍」を見ておりましたら、その生家の住所がちゃんと書かれておりgoogle Mapで確認したところその住所が現在も存在しているらしく、農家らしき建物があることを確認できたのです。

 晩年の父に「門鹿に行ってみようか」と云ったことあったのでしたが、もうその時にはいろんなことが億劫になっていたのですね、「いい」と一言。私としてはもう少し早くに父を誘ってみれば良かったとの思いが心の隅にずっと残っていたのでしたが今日、住所も場所も確認できましたので、次回帰郷の折には父や祖父の写真と共に是非とも訪ねてみたいと思っている所です。

 写真の祖父は晩年の父に、頭の禿げ具合も髭もよく似ております(髭は父が祖父の髭を真似して伸ばしていた)。と云うことは、私も似ていると云うこと?

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは6月10日に撮影した写真を7点掲載しております。梅雨も間近となった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/8690db13adb7d6df3c28d82197bb1181

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#自分のルール #出自をたどる #祖父の実家判明

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