2015年の歴史的カメラ

 一般財団法人日本カメラ財団が2015年の「歴史的カメラ」8機種を選定し発表しました。
http://www.jcii-cameramuseum.jp/museum/historicalc/2015.html 
 日本カメラ財団が選定する歴史的カメラ」は、クルマで云えばカーオブザイヤーみたいなものです。売れるかどうかは別の問題で、革新的な技術が投入されているか、新たなマーケットを開拓する可能性があるかなどを中心に選定されるようです。

 残念ながら今年の「歴史的カメラ」にNikon(ニコン)のSLRは1台も入っていません。Coolpixが1台入っているだけです。昨年は1台も入っていないので昨年よりはまだマシとも云えますが。そんなニコンの体たらくの一方、今年は某S社のカメラが3台も選ばれています。S社から3台選ばれているのは、某オブザイヤーのように、メーカーが選考委員にカネをばらまいたり接待攻勢をかけたりしたわけではなく(したかも知れませんが)、それなりの理由、必然性があるように思えます。

 今年の(昨年も)ニコンのカメラには時代をリードするような革新的なカメラはなかったけれど、S社のカメラにはそれがあったと云うことです。カメラの未来が、S社が標榜する方向にあることは確実です。SLRで時代を築いて来たニコンが、某C社共々やや遅れをとっていることは残念ながら間違いのない事実ですね。

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