iOS8になって良かったこと

 写真を撮る機能に、フォーカスポイント指定とは別に露出の調整(露出補正)が出来るようになった事。これは「待ってました!」の機能だ。これで今一歩カメラに近づけたかも知れない。もう一つは編集のトリミング機能に傾きの調整が加わったこと。水平線が傾いているのをiPhoneの中で調整できるのは便利だ(注)。あとは手振れ補正機能が付けばほとんどカメラと云っても良いかも知れないな。

注:正確には垂直線が傾いている、と云った方が良いかも知れない。と云うのは、普段は余り意識しないけれど垂直線は見る角度によってその角度が変わる。考えてみれば実に判りきったことで、水平線が水平に見えるのは真正面から見た時だけなのである。それに対して垂直線はいつどこから見ても垂直。ところが、特に広角レンズ(iPhone5Sのレンズはフルフレーム換算で約30mmの広角)で撮ると垂直線が垂直に撮れるのは画面の中央だけになる(レンズが水平方向を向いている、つまり上下方向に0度の場合を除く)。従て、画面の端に主たる被写体がある場合にはえらく傾いた写真にしまうので、違和感が無くなる程度まで傾きを調整するのが一般的なのである。

 人様にご覧いただく写真として恥ずかしいベスト3はピントが合っていない、露出が合っていない、ブレているで、その次に来るのが傾いている。その意味ではiOS8になって露出の問題と傾き補正が解決されたのだ。本物のカメラと比べるとシャッターのラグタイム(シャッターボタンを押してから実際に撮れるまでの時間)が長い、手振れ補正機構が付いていない、AWB(オートホワイトバランス)が時に不正確と云った問題があるにせよ、カメラじゃないのに、その割には結構良く写真が撮れる道具に進化しているのは、実にめでたい事である。

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 「恩田の森Now」
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 先週末は都合により休載となりました。只今は13日に撮影した写真を掲載いたしております。初秋の森の様子をどうぞご覧ください。

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